昨日泊まった京都の宿は恐らく修学旅行生用なのだろう。廊下にトイレもあったし。てっきり狭いビジネスワンルームだと思いこんでいた私は入口ドアを開けてびっくり。だって、12畳の部屋にひとりだよ。R氏も言っていたけれど、独房にぶち込まれた感、ありあり。
でもそんな寂しさを感じずに済んだ。酔って眠ってしまったから。
朝9時と遅い出発。怠けたわけじゃなく、地方のローカル線がその時間からしか走っていなかったからだ。
電車で移動しながら撮影し、最後の撮影スポットへ。時刻はすでに19時。それでも予定より1時間はやい。
今夜泊まらせてもらうフレンチレストラン&ペンション。料理を撮影し、そのままそれらをいただいて夕食とすることに。最初は絶品!とバクバク食っていたが、途中からどうしようもなく気分が悪くなる。「どうしよう、もう私、食べられない。二日酔いかも・・・」と言うとR氏が「まだ緊張感が残っているからでしょ、仕方ないよ、取材先だし」と同情してくれる。
料理は本当に、すべておいしくて、具合が悪くなければすべて食べたかったのだけれど、結局、ほとんどを残したまま、ワインだけをちびちびやる。快く迎えてくれた女主人がコーヒー片手に席にやってきたので、「どうぞ」と言って赤ワインをすすめる。すでに私たち以外、今宵の客はいない。酒盛りが始まった。シェフで下戸のご主人も途中から参加。
ニューヨークでの生活が長かったご夫婦。なんで日本人、特に女性は団体でしか行動できないんだろうという話、日本の子どもはパブリックな場所で非常に行儀が悪い、それはすべて親の責任であるという話、アートの話、子育ての話(差別用語などと言わず女中制度を復活させるべきだ、子どもを見てくれる人がいなくては子持ちの女性は仕事ができない。なぜ日本にはベビーシッター制度が根付かないのか、など)、とにかく話題が尽きない。
「あたしはとにかく文章ってものが書けないのよねぇ」という女主人に対し、「私はうまく喋れないんですよ、書いて伝えるほうが楽!」と私が言うと、「喋ることが得意な人は書けなくて、書くことが得意な人は喋れない人が多いんですよ。だいたい書くという行為は・・・」とR氏が説明すると、女主人「そうなのッ!? そんなの初めて聞いた!」というこんな感じで話が展開していく。彼女の「とにかく親はなんにもしないほうがいい」という子育て論も面白かった。
肉系を食べない限りは、胃の気持ち悪さはなんとかもつ感じ。下戸のご主人は途中でリタイア、3人でワイン飲み続けながら延々しゃべり、途中から記憶なし。