コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

ハーセプチン+治験薬 5C/14

朝、痛む歯を気にして、やわらかい白飯すら食べられないカズを見かねて、「抜いてやろうか」。「うん…?」と不安気に躊躇しているカズを「どれ、見せてごらん」と騙してこっちに来させ、カズが目の前で口を開けた瞬間、さっと手を入れ、一瞬でグラグラしていた歯を抜いてしまった。いや、グラグラなんてもんじゃない、ホント皮一枚でくっついていたようなもの。それを自分で抜けないんだからな~、ったく。見てるこっちがイラついてたぜ。本人の顔も晴れたが、私もさっぱりした。

日中は原稿。ゴール前になると失速する悪い癖が出て時間がかかった。

抗がん剤で入院した計8回分の保険金がどーんと入った。やっぱり2社とも入院日数無制限で降りるんだな。私は知らなかったが、今、入院して抗がん剤打てる病院って全国で2つしかないらしい(ほとんど日帰り、つまり通院扱い)。一昨年胃がん検診にひっかかったために共済にがん特約を付けたばかりだったり、治験にパスしたり、私ってつくづくラッキーだー。

ダーが福岡の仕事が忙しくて、どうせしょっちゅうこっちに来るのだったら、今後14回の分子標的治療薬も入院させてもらおうかなぁなどと考える。そしたら3泊4日の入院費とダーの渡航費を差し引いても、毎回7万くらいプラスになるし…。でもあっくんともう病院には行かないって約束したしなぁと思って聞いたら、あっさり「いいよ」。しかし、カズに激しく拒否されてしまった。「パパいるからいいじゃん」と言ってもダメ。これまで、私がいないことが、そんなに嫌だったんだ…と思った。まぁ仕方ないね、生まれてからずっと2人で一緒にいたしね。本音を言えば、私ももう病院は嫌だし。保険金なんかあてにせず、働けってことだ。

夜、あっくんが好きでテレビでリフレインしているポケモンの歌を、全員で何度も、大きな声で歌った。みんなが、カラオケに行きたがっていた。