旅行2日目。
カズが4時過ぎから起きてゲームをしようとしていたのでさすがに制し、でもガタガタうるさいので眠れず、結局5時半に起きて一人で露天風呂に入った。海から昇る神々しい朝日を眺めながらの湯浴み、最高! 色々あったけど来てよかった。
で、今日をどうするかである。
結局昨日、保険やら何やら調べた上で、ダーと今日どうやって帰るかを相談した。車屋さんの話をよく聞いていなかった私は心配で仕方なくて、もう車をこの地で売ってしまおうとか、こっちの工場に置いて電車で帰ろうとまで考えたが、彼は修理してもらったのだから大丈夫と言う。でも、キャップ外したままじゃん、家に帰ったらいつもの車屋さんにちゃんと見てもらって、と言ってたじゃん…だから私は応急処置と思い込んでいたのだ。
ダーが言うことはわかったが心配なのには変わりない。最初は「自分が心配なだけでしょ」と私の話など聞く耳もたない態度だったが、結局「絶対高速には乗りたくない」という私の主張を聞いてくれて、早めに別府を出て下道で帰ることになった。なんだかんだ言っていつも私のいうことを聞いてくれる。ムカつくことも多いけど、本当に優しいのだ。
チケ付きプランだったので、水族館「うみたまご」だけは行ったが、すぐに帰路につくことにした。
下道を延々走ると4時間弱かかる。さすがにそれは退屈なので、近くを通る宇佐神宮や北九州の平尾台に寄ろうかと提案した。が、休憩などするとすぐに時間は経ってしまうので宇佐神宮は外して、中津を抜け、道の駅「豊前おこしかけ」等に寄りながら行橋方面を目指す。
うちは車にDVDもないし、CDもないから基本音楽も聴かない(私と子ども3人の時はiPhoneで聴いたりするが私が飽きてしまっていま聴きたい音楽がなかった)。さすがに退屈してきたので、うみたまごで見た山椒魚の話題が子どもから出たのをきっかけに、「おっきかったね~。あれじゃ、アタマがつっかえて出られなくなるはずだ! 知ってる? 山椒魚の話があるとよ。“山椒魚は悲しんだ”だっけ?」とあらすじを話し始めると、子どもたちが食いついてきた。
話の途中途中で「で、その後、どうしたでしょう?」と問題を出し、みんなに考えさせて、発言させた。岩屋から出られなくなった山椒魚が悪党となり自分と同じ境遇になるよう蛙を閉じ込めた話をして、その後、どうなったかを問うたら、ダーが「山椒魚がアンパンマンみたいに自分の頭をちぎって蛙に食べさせて、頭が小さくなったから、2人とも出られましたー」とかまたふざけたことばかり言うので、子どもたち大ウケ。ゲラゲラ笑いながら自分たちも必死で考えていた。問題を出すためにwikiであらすじを調べた私、すっかり忘れていたラストの蛙の言葉に胸を打たれて号泣。泣きながら最後の問題を出した。「長年喧嘩した末に“もう降りてきていいよ”と言った山椒魚に、空腹でもう動けない蛙はなんて答えたでしょうか」と聞くと、子どもたちはそれぞれ真面目に、ダーは時折冗談を交えながら答えていたが、今度はあっくんが泣きだした。「なんか哀しくなってきちゃった…」。可哀想なので「わかった、哀しいよね。もうやめよう!」と言ったのだがダーはしつこい。カズは途中で諦めて正解を聞いてきたが、ダーは絶対に聞かなかった(そして3日後の今もまだ聞こうとしない)。
しかしここまで盛り上がるとは! そんなわけで、あっという間に平尾台に着いた。
ここでも暑い。私はグロッキー。日陰のベンチで休む。本当は鍾乳洞も行きたかったが、思いの外ハードだとママ友から聞いていたのともう時間が遅くなったので、初めて訪れるダーが満足したところで、自宅を目指すことに。
18時、帰宅。何事もなく無事帰れたことに心から感謝する。
荷物を降ろし、私だけアバシへ。テイクアウトしたカレーとナンをみんなで食べて、就寝。