コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

20140605

保育園の門を押す時、あっくんが「押」の文字を「これなんて書いてあるの?」と聞いてきたので、「おすって読むんだよ」と教えた。で、門をくぐった後、裏側の「引」を指さして、「じゃ、これはなんて読むでしょう?」とクイズを出したら、間髪入れず、「めす!」と答えた。うー、かわいい…!

今年度から入園した同じクラスのいかにも神経質そうなママが、いつも娘を追い立てている。「早く!」「急いで!」「のんびりしてる場合じゃないよ」「もうまったく…!」。あっという間に支度し、その子を追い抜いたあっくんを送り、私が帰る時、やっと階段を降りてきた。その時もまだ、「あしたはもっと早くできるね…!」と言っていた。つい言っちゃう気持ち、わかるけど、聞いているだけで哀しくなった。カズが小さい時の、彼に対する私の態度もあんな感じだったんだろう(ママ友ができないはずだ! だってすごく嫌なやつだもん)。あっくんみたいに、なんでもちゃっちゃっとできる子もいれば、カズやその女の子みたいに、一つひとつ丁寧にのんびりやらないと気が済まない子がいる、子ども一人ひとりのペースがあることが実感できたのは、私は2人の子どもを持ってからだ。あっくんに感謝しよう。

12時、車で約1時間かけて春日市のヘアサロンへ。大きな看板犬が私に鼻を寄せてくる。なでているうちに泣きたくなってしまった。嗚呼、ガク…!

「髪、伸びましたね。なんだか女性らしくなりましたね」といつも担当してくれている店長。最初は気付かなかったが、彼女と話しているうちに「!」と思い当たった。ホルモン治療をやめたから、女性ホルモンが出て、私はかつてのギスギスではなく、いま心身ともに潤っている。それを第一印象から察したのだ。やっぱこの人、すごい! 

サロンの近所にある激安八百屋へ。八女産枝つき枝豆190円、福岡産トマト7個150円など、地元で買っている値段とは全然違う安さに袋いっぱい買ってしまった。あと、サロン店長から教えてもらった、幸せ猫のあずきちゃんを探しに商店街の雑貨屋へ行ってみたが、外からは姿が見えなかったし、猫苦手なのに猫にあやかるのも人としてどうかなーと思って帰ってきた。

博多区の印刷会社から南区のクライアントへ車を走らせる。色校正届け。

途中、雑誌で気になっていたパン屋へ寄ってみた。外観からしてシンプルでオシャレ! 先日のパン屋といい、焼き上げる場所をオープンにするスタイルは最近の流行なのか? 確かに格好いいけれど、向こうが見えるということは、向こうからもこちらは丸見えなわけで、先日の店みたいにレジの店員にじっと見られていると、落ち着いて選びにくい。今日は店員さんがみんな作業中で忙しそうだったから、ゆっくり選べたけれど…。いちじくとゴルゴンゾーラ、いちじくとくるみとホワイトチョコのパンと、チョコパンと3つ買った。

病気以来、できるだけパンを食べることをガマンしているから、おいしそうなパン屋の情報を仕入れると、行ってみたくてたまらなくなるのだ。これだけの行動力があるなら、ブログとか立ち上げて、お店の人にも取材して、写真入りで熱心に書けば立派なコンテンツができるのに、「ブログに載せていいですか?」そのひとことが私は言えないのだった…。あとは基本的に文句が多いから、胸を張って公表するものにならない。なんでもいいところを見つけて書くほうが、読んでいる人も、お店の人も気持ちよくなれるもんね(仕事だったら、もちろんそのように書ける)。愛がないんだな、結局。

帰路、エフコープで肉系を買い物。節約しなきゃと思えば思うほど、使ってしまう私。朝もスーパーで買い物したし、今日一日でいったいいくら使ったんだ…。

帰ったらカズが、NHKのウッチャンのコント番組「LIFE!」の録画を見て笑っていた。教えていないのに、笑いのツボがおんなじなんだよねー。

晩ご飯は、白飯、海老のガーリック中華炒め、モヤシとハムとキュウリのサラダ、昨日の残りの味噌汁。ごはんにカズは、辛そうで辛くない少し辛いラー油、あっくんは鶏そぼろをかけて食べていた。エビを食べないあっくんはプチトマトも。

夜、滅多に見ないテレビを見ていたら、クローズアップ現代で、中高年の薬物依存の話をやっていた。覚醒剤でもアルコールでもニコチンでも何でも、依存性のあるものは、何かを達成した時に得られるのと同じ、ご褒美物質(?)が出ているのだそうだ。あぁ、すごくわかる気がする。それでいい気分になるのか! その後、チャンネルを変えたら、乳がんが腎臓に転移して亡くなった女性の話をやっていた。

腎臓? 昨日、温熱の先生に指摘されたばかりじゃん! 

昨日の今日だけに、すごく嫌な気分になった。乳がんがわかる前から、色々なところで予兆のようなものがあり、それはすべて当たってきた。これも予兆なのかな…。『免疫革命』の安保先生は、転移は癌が逃げ出そうとしている証拠だから怖がることはない、ただそこで抗がん剤なんかで叩いてはダメ、免疫力を上げてがん細胞をやっつける良い細胞を応援してあげれば癌は退散するとおっしゃっていて、それはすごく納得できる説なんだけど、頭での理解よりも、カンのほうが先に立つ。

やっぱり私は子どもを残してあと数年で死ぬのかもしれない。高校生の時、母親を亡くして失意の底だった先輩と付き合い、1年半後にひどい振り方をした。そういえば彼も兄と兄弟2人だった。母親のいない男3人の暮らしは、それはそれはひどいものだった。うちもあんなふうになってしまうのかしら…。因果応報? だとしても、彼と私が出会った時と同じ15歳にあっくんがなるまで、せめてあと10年はなんとか生かしてほしいと願うのは虫が良すぎるだろうか。

気分が暗くなり、なかなか寝ない子どもらにちょっと当たってしまった。もう21時なのに、あっくんは猿みたいに柱に登っているし。



私が風呂に入っている間に、2人は就寝。すごく眠かったけれど、読みたい気持ちが勝って、『食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ』高遠智子を途中まで。半分ほどで限界が来て、電気を消して眠った。