コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

再入院3日目

いよいよ手術の日。

昨夜からの絶食に続き、朝9時より水分も禁止。

昨夜の先生の話だと14時半頃という話だったのに、看護師さんいわく、夕方16時か17時スタートになりそうとのこと。

水分補給のための点滴を打たれる。手間取りながら、これがやりづらいとか機器に文句というか言い訳がましい担当外の先生。そういうこと目の前で言われると患者は不安になるだろうが!頭に来てるのに、ハイ握ってと言われ、間違えて点滴するほうと逆の手をぎゅっと閉じてしまい、即、自ら「いまのボケじゃないですよ」と言い放ち、笑いをとってしまう。

もうドキドキもしない。なんでもいいや。どうせ術後は具合悪くて本も読めないのだからと、引っくり返ってヒメノアールを満喫してたら、看護師がきた。

コ○ヤさん、前の人が早く終わったので、12時半からになりました!

えーっっっ!?あと30分しかないじゃん。

慌てて血栓予防のソックスを履き、術衣に着替え、トイレに行く。あまりの急展開にみんなビックリしていた。見舞客含め、全員に行ってきま~す!と言って廊下へ。すれちがった同部屋女性とはハイタッチ!

エレベーターで三階へ。看護師さんはストレッチャーを引いて行く。

手術室入口で手術担当の看護師2人と挨拶。前回のようにメガネを預かられていないので、歩きながら途中にある機器室や看護師詰所など、じっくり観察した。

もう一つの扉の奥が手術室。今回は1ではなく2。ここでもジロジロあたりを見渡す。

でもわかるのは、大きなモニタに資料、ラジカセくらい。手術台に横になる。この部屋は、時計は頭の後方にあり、時刻は見えない。天井には六角形のライトが右に4つ、左に7つ。これをみるといつも近未来の映画を思い出す。音楽はクラリネット、あ、ジャズだ!と気づき、飄々とした感じが先生ぽいなとおかしかった。

胸に心電図、腕に血圧計、足にマッサージ器と酸素クリップをつけられ、右手のネームバンドをハサミで切られる。パチンパチンと肩と脇のホックが外され、寝たまま術衣を剥がされ、タオルケットの下でパンツ一丁になる。

準備ができたら言ってください、と麻酔医が看護師に言うのが聞こえる。そろそろかな、と思った直後に、腕から胸のあたりに冷たい感覚が広がり、もう入ってますか?と尋ねて、そのまま気を失った。

前回と同じく、コ○ヤさんコ○ヤさん終わりましたよ!と名前を呼ばれ、覚醒した。担当医ではなくベテラン先生。関西弁で声が大きいから、仮に深く眠っていたとしても気がつくというものだ。

でもまだ目は開けられなかった。大勢に取り囲まれ、イチニィノサン!でストレッチャーに移される。扱いが結構荒いなと思ったら、看護師が、「あ、ドスンてなっちゃった」と言ったから、息が合わず失敗したんだろう。

「きれいにできましたよ。お気に召すかはわかりませんが」と大好きな担当医が優しく話しかけてくれるので、普通に受け答えしていたら、コ○ヤさん随分しっかりしてますね~と驚かれた。

15時半、部屋に帰還。ストレッチャーからベッドに移される。今度はそっと、だった。

ここから翌朝までが地獄なのである。傷は痛くない。いろんな機器につながれているので姿勢を変えられず、とにかく腰が痛いのだ。

19時半、やっと酸素マスクと点滴と指の酸素クリップが外れ、水が飲めた。看護師さんがストローを破いてくれようとしたが、要らないと言ってペットボトルを受け取り、首を持ち上げてぐびぐびと飲んだ。

電動ベッドで少し体を起こすと腰が格段にラク。

先生来る。ドレーンは細いのが二本入ってます、いまこれがうちの流行で、と仰る。また、麻酔さめた時から今もずっとしっかりしてると褒められた。

22時、心電図外れる。

まだまだ夜は長い。