過去三回ともに、抗がん剤を打った左手の血管が針金のように硬くなっていて、触ると痛む。先日、そこを保育園で女の子にバシバシ叩かれ、いったーい!と思わず大声を出してしまった。何も知らない人にはさぞ大袈裟に思われたろう。
その他、感染症の危険、好奇の目など、私が保育園に行きたくない理由は多々ある。だからあっくんには昨日から、「明日はパパと行ってね」と言い、「わかった…」と言っていたのに。
あっくん、朝出がけに、「ママといきたい」とぐずぐず。トイレに入っていたら追ってきて、扉を開けて立ち尽くし、泣く。床にポタポタと涙が落ちるのが目に入る。切ない。飴でなんとかなだめすかして、ダーに連れて行ってもらった。自転車は寒いよね、お疲れ様。
ダーに送ってもらって病院。本当は私たちは話し合わなくちゃいけないことがたくさんある。でも、いつからだろう。たぶんカズを超未熟児で生んだあたりからかな、二人の間でそれを言っちゃあおしめーよ的なタブーが多くなり、いつしか大切な話を避けるようになった。そういう類の話を、今日は少しだけできた。
とにかく今の私たちの目標は、春まで続く私のこの抗がん剤治療を家族みんなで乗り越えること。
相変わらず受付が混んでいる。三週に一度のペースは皆だいたい同じなので、今回も、もへじさんやらラブちゃんやら、好きなメンツと入院手続きが一緒になった。しかしみんな、私服だとわからない。
ベッドに案内され、採血が終わり、治験コーディネーターが来たあと、一人で構内散歩。初めての三週。ちょっと張り切りすぎたかな。
夜、バラエティの他、NHKスペシャル「“返済猶予”は何をもたらしたのか ~検証・金融円滑化法~」、ハートネットTV「シリーズ貧困拡大社会 家計を見直し 生活再建へ」を見る。後者は、福岡の生協グリーンコープの画期的取り組み。経済的困窮者への貸し付けと家計相談。就職活動を見守りながら生活再建を支援する。その他、先日別の番組で見たけれど、この会社はホームレスへの職業訓練、中間的就労も行っている。企業姿勢を全面的に支持する。自分にも何かできないだろうか。お付き合いしたい企業。調べること。
どうやらコミュニケーションのまったくない部屋に放り込まれた感じ。入室から私だけでなく、誰もがひとことも会話を交わしていない。看護師さんとの会話で、痔やストマの話が聞こえてきたから、子宮がん系なのかもしれない。代わりにというわけじゃないが、前回全日一緒だったパンダママと夜メールのやりとり。
ガラスが風で揺れて音を立てている。