コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

タキソ+ハセプ+新薬 1C/4

また一人寝坊ざます。布団の中で朝から賑やかな会話を聞く。

朝イチで洗濯、そのあいだ風呂。

腫瘍6cm、FEC初回の副作用で何度も吐いたという若い女性と一緒になった。髪も抜けかけで今が一番精神的につらい時期だろうに、ここに来て皆さんの明るさに救われました、と言っていた。

10時半、構内散歩。体調よし。でも昨日より後半ちょっと体が重く感じた。空腹時に限り、胃のムカムカも少し。いよいよ副作用が来たかな。

火曜日夜の下痢以来、やっとお通じがあった! 途中、やっぱり薬の助けを借りようかと思うほど難産だった…

昼食。Nさんから地元の道の駅で買ったというワサビ葉の醤油漬けをお裾分けしていただく。シャキシャキした歯ごたえにキリッとした辛さ。うまい!日本酒が欲しくなる。食後はラスクもいただいた。これまた地元産だそう。りんご村もあるのだとか。どんだけ持ってんだ。いいなぁ、嘉麻。

午後はちょっと同部屋のおしゃべりに付き合ったが、朝から動き続けたので、眠くてねむくて、部屋ではチャキさんとベテラン先生がパワーポートの話を大声でしていたが、一人帽子とマスクで引きこもり、眠ってしまった。

15時過ぎ、起きたらみんなが眠っていたのでこっそり脱出。

一階へ降り、売店でソフールを買い、患者情報室でアイスコーヒーとともに。その後、読書。

スーパーライトウォーター本の続きと、『あなたのがんを消すのはあなたです』渡邉勇四郎。自らの前立腺がんを厳格なゲルソン食事療法で消滅させた医師の体験記。

ゲルソン療法関連の本は何冊も読んだが、塩、砂糖、油脂、肉、魚、卵、牛乳、嗜好品一切を摂取不可、1日4リットル近い大量の人参ジュースと野菜ジュースの飲用、コーヒー浣腸など、あまりにも遵守事項が多く、とても続けられないとハナから諦めていたが、この本を読んで初めて理論の基礎がわかった。

要は、体内のナトリウムとカリウムのバランスなのだ。それを食事ではなく医療行為として入れ替える輸液療法はまだ事例は少ないけど、十分効きそうな気がした。

あと、がんという病気に対する考え方がよかったよ。激しく同意。

以下引用。

「A.モーリッツが言うように、がんは病気ではない。人が人生を生き抜くための知恵を忘れた時にがんは現れ、人がそれに気づいた時にがんは去っていくのです」
「体はあなたが想像する以上に、自分で自分を癒すことができるように作られています。自分の体の声に耳を傾け、自分の体を愛することを学び、体を信頼しなければなりません」

体が少し冷えたのと、夕食までまだ時間があったので、散乱している書棚の整理を始めたら止まらなくなり、まだまだ納得いかないながらキレイにした。



前にもきっと書いたけど、混沌とした無秩序なものを、自分で創造したある一定の方程式に基づいて整理して並べるのが本当に好きだ。本当は雑誌のバックナンバーも全部キレイにしたい。

夜、ヨレヨレの担当医が来る。私には用事がなくチャキさんと今後の治療方針を話し合いに来たのだが、22時の消灯を過ぎてもチャキさんは帰って来なかった。

22時半過ぎに帰ってきて、またNさんと暗い中、コソコソ小声で話している。

明日はチャキさんが、明後日はNさんが退院する。この生活もあとわずかだ。放射線治療のためもう約一ヶ月も入院しているトツさんが、「色んな人が来たけど、今が一番いい」と言っていたのが印象的だ。

そのトツさんも週末は外泊で不在。日曜日はこの部屋に私一人だ。嬉しい! 読書三昧かな。それともトモちゃん呼んで遊ぼうか。