コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

ホルモン207

ここ数日、九州内でゴールデンウィークの旅行先を探してはいた。が、ネットで調べると宿泊先はどこもほとんどいっぱいで。さらに今朝、PM2.5が多いのを知り、「そうだ! 別に連休中、福岡にいる必要全然ないじゃん!」と思い立ち、決めた釧路行き。

カズに宿題を終わらせるように言い、昼食用のパンと水を自転車で買いに行き(関東で売っているものを食べさせたくないから)、急いで支度して出かける。

地下鉄車内で。半袖のカズの腕にいくつも小さな痣があるのを発見。「どしたのこれ、ぶつけたと?」と聞くと、「ぶつけてない、でも叩かれた」と答えた。「誰に?」と聞くと、いつも一緒に野球をやっている乱暴者で知られるボス格の男の子にだそうだ。野球に誘われた日、先約があるから遊べないと言ったら、腕をペシペシ叩かれたり、頬をぎゅーっと引っ張られたりしたらしい。

「あんた、叩かれただけじゃないやろ。腕は、つねられたね?」と聞くと、うなずく。やっぱり! この内出血のあとは絶対そうだと思った。瞬間、殺意を覚えた。大事な私の子どもをよくも傷つけたね!

「嫌だって言えばいいじゃない」「嫌だって言ってもやめないもん」「あんた子分なの?」「いやちがう」「でしょ、友だちなんでしょ、だったら本人に言いたいこと言えばいいじゃない。黙ってたらこいつは何やっても平気だって思われて、だんだんエスカレートするんだから!」「うん…」。

ダーと昔からよく、「カズは万が一いじめられたとしても、それがいじめだって気づかないよね」と話していたが、本当にそんな感じ。本人は至ってのほほんとしている。うーん、どうしよう、先生に言いたい…。言いつけるとかではなく、2人の関係性を知っていてもらいたい、そして、様子を見守っていてほしい(しかし家庭訪問のあとで間が悪すぎるよ、いつもながらホントに!) が、その前に本人がきちんと相手に対峙するのを待たなくてはいけないよね、きっと。

とりあえず嫌なことは考えないようにして、空港へ。

宿泊先に選んだホテルは格安プランにつき、どうせ21時にならないとチェックインできないので、暇つぶしを兼ね、羽田からアクセスのよいネズミーランドへ向かった。

私はこういう人工的なアミューズメント施設が全然好きじゃないし、東京にいた時はいつでも来れると思っていたから、一度も子どもたちを連れて来たことがなかった。が、福岡に来てから、カズに何度かそれを愚痴られ、親の都合で可哀想だなぁと思うようになったのだ。

地震とか、空気や食べ物による被曝の可能性とか、まるで何も無かったかのような空間。今日は自分もその中の一人なんだけれど、「狂気の沙汰」という言葉が頭から離れなかった。

帰り、カズに「あー、楽しかった。本当にいいところだね! また来ようね」と嬉しそうに言われたが、瞬時に、「絶対来ない、ママはもう一生いい。あんた来たいなら友だちとお金貯めて自分で来なさい」と言ってしまった。

舞浜の改札で、何度やってもnimocaがエラーとなって入れず、若い女性駅員に助けを求めて尋ねたら、ちっ!という感じのイラついた対応をされ、「あぁここは東京なんだった」と思い出した。福岡では、滅多にないことだから忘れてたけど、昔は確かにこういうことがよくあった。そして自分もかなりイラついていたように思う。

あっくんは帰る前から、「ねむいねむい」を連発。電車の中でも座席にうつぶせて寝てしまい、ホテル到着後、ごはんも食べずに眠った。



死ぬほど生ビールが飲みたかったが、それも叶わず。一人、目黒駅前まで出かけ、吉野家を持ち帰り、部屋で夕食(哀しい~)。カズは大盛り、サラダ、味噌汁をたいらげた。