飲み過ぎた。カズに手伝ってもらって資源ゴミを出したあとは、きょう一日の予定を考えながら過ごす。
とりあえずやらねばならないこと! 明日から仕事で怒濤の日々が始まるので、診療所に行くこと。少しでも長い間、経過を観察したいため午後にしようかと思っていたが、雲行きが怪しいので午前に出かける。
さすがステロイド。接触性皮膚炎は改善傾向。こちらは問題なし。そして治まらない腕と足の紅斑は、やはりリンゴ病との診断。昨日私もネットで調べて初めて知ったが、この病気は身体症状が現れる頃には既に感染力は無くなっているそうで、皮膚炎と併せて登園許可書を書いていただく。これで、ひと安心。
二日酔いで身体はしんどいが、どうしても行きたかった展覧会が終了間近なので、カズを連れて出かける。
『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展~アリス、あるいは快楽原則』@ラフォーレ原宿。アートアニメファンなら知らぬ人はいないチェコの巨匠の企画展である。
足を踏み入れた途端、そのグロくて奇想天外な描写に圧倒される。的確に語るべき言葉を持たぬ自分を恥じながら正直に言えば、「この人、やっぱ頭おかしい・・・」と思った。が、その直後に「違う! 常識にとらわれているのは私のほうなのだ!」と気付く。そう、たとえば人や動物の既定の造形なんて、一体誰が決めた? なんびとも、己の想像の中では完全に自由なのだ。そして、その自由を奪っているのは自分自身でしかない。保育園で描いたカズの塗り絵を見ながら、「なんでこの子は、肌色と髪の毛を塗り分けないんだろう?」などと訝しんでいる自分のほうが間違っているのだと痛感する。
絵画より、やはり造形が秀逸。大好きな映画『オテサーネク』に出てくる赤ちゃん(木の切り株)の展示には、正直、吐き気さえ覚えたけれど(そのくらいのエログロさ)、会場を出たときには「あー、おもしろかった!」と大声で叫んで、係の人にニンマリされたほど興奮した。やっぱり、エロとかグロとか見てはいけないものっていうのは人間の本能を刺激するんだろうか。
そして私は、いかなる芸術家にも、最終的にはその言葉にやられてしまうのであって。
「幼少期と夢は、想像力を生み出す基本的な源泉の一つである。
シャルル・ボードレールが記しているように、
想像力とは、人間にそなえられた諸能力の女王である」by ヤン・シュヴァンクマイエル
ラフォーレ内を散策。安くて可愛いものに、これまたコーフンする。今年秋冬のトレンドは、紛れもなく、スタンドカラーのレザージャケットだね。あとは柄物ワンピとブーティですか。
渋谷までバスで出ようと交差点をGAP方面へ渡り始めたところから豪雨。終点渋谷で降りたが、動けず、書店前で立ちつくす。雨が小降りになったのを見計らって、東口バス停へ。ここからは田町行きに乗れば、最寄りのバス停まで一気に出られるからだ。
カズは大喜びではしゃいでいたが、全身びしょ濡れで寒い。帰宅してすぐにカズと温かいシャワーを浴びる。やがて、ダーが起きてきた。
カラダはきつかったが遂に昼寝させず。夜、カズは私がPCを見ているあいだにひとりで眠ってしまった。これは本当に珍しいこと。
録画している「ロンハー」の終了ボタンを押した流れで、「リンカーン」を久々に見たりして。やらねばいけないことがあるときほど、くだらない行為に誘惑される。そして負けてしまう。
とはいっても、無視すれば自分にしっぺ返しが来るだけなので、いちおう明日からの仕事に備え、資料を読んだがまだ眠れず、『ヒプノセラピー』の本など読んでみる。先日漁った自分の「好奇心ファイル」の中に、催眠療法の切り抜きを見つけたからだ。もう20年近く前に保存したものだよ。そしてそんなの当然忘れていて、本を購入したのは最近のこと。人間の興味なんて、年齢を経ても根本はそんなに変わらないのだと思った。