コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

抗がん剤FEC 3C 6日目

やっぱり家は違う。病院だと2時間おきに目が覚めるが、久しぶりにゆっくり眠れた感じ。

ま、実際寝坊させてもらってるんですが。いつ起きたか知らないダーが、朝ご飯を作ってくれていた。

黒胡椒とニンニクをきかせた玄米チャーハンと、豆腐とネギの味噌汁と、モヤシとキュウリのサラダ。朝からヘビーなチャーハン?と思うかもしれないが、愚かな私でも気づく。昨日のボロネーゼといい、彼は私がいま食べたい味を作ってくれているのだ。なんて幸せ者なのでしょう。ありがとう! カズも言ってたけど、最高に美味しかった…

カズのスイミングのあと、小戸公園。海沿いだから心配したが風もなく、暖か。陽が当たっているところは暑いくらいだった。

入院中に教えてもらった井出ちゃんぽんで遅い昼食。子どもらがよく食べてびっくり。カズは三食毎日ちゃんぽんでもいいと言っていた。足りなくておかわりをする段になり、カズに本気でキレてしまった。

私は一回目をほとんど食べてないから普通盛りにしたかったのに、カズは小盛りでいいんじゃないとしつこい。俺はもうあんまり食べないからとか言っておいて、実際運ばれて来たらものすごい勢いで自分の取り皿に取る。で、あっくんが再度つるつる欲しい~!と言った時にはもう麺がほとんどなくなっていた。当然私はまたほとんど食べられず、思わずカズに返せと要求。さらに、「だから最初から普通にすればよかったんだよ」といつまでもグチグチ言ってしまった。あー、馬鹿馬鹿しい!

でもこれが抗がん剤中の癌患者。味覚が変わり、いつものように気軽に食事が楽しめない。食への固執が甚だしいのだ。だいたい、まだ普通にしてても気分がよくないから基本的にイライラして機嫌も悪い。

帰ってから布団をかぶって寝る。カズとゲームしているあっくんがキーキーうるさかった(あとでカズから聞いたが、自分が負けて悔しまぎれにお兄ちゃんに殴りかかり、ついにパパに怒られて泣いたらしい)。

18時くらいからダーが爆睡。私たちだけ、残り物で夕食。

20時半過ぎ、ダーは仲間と待ち合わせ、ダーツへ。

本当はカズに任せようと思っていたが、あっくんの頭が臭いのと自分も温まりたいので、お風呂に入る。

カズは、今日パパと一緒に公園でサッカーやキャッチボールをしてたくさん遊んだのが本当に楽しかったと何度も言っていた。そういえば昼間、「パパって本当に優しいね、悪いけどママより」とかショッキングなことをさらっと言っていたっけ。でも真実よ、気づきましたか、ハハハ。少なくともパパは、子どもに対してムキになったりしないもんね。

そうそう、あっくんはあっくんで、「ママの背中タオルでこすって~」とお風呂で頼んだら、「やだ。お兄ちゃんにお願いして」だって。こいつ! ここまではっきりしてると気持ちいい。笑わせてくれるぜ。

布団トークでもサザエさんの歌を唄ったりしてご機嫌だったのに、私の入院前に借りたDVDを返していないことに気づき、またキレてしまった。延滞料とか一番無駄なお金じゃん…。平和な男三人の暮らしに私のイライラが刺さる。