気が重いことこそ早く片付けるべし!朝食後、手書きで親戚に手紙を書いた。みんなが絵手紙描いてるの~?と聞いてくるので、手紙を書いている理由を説明し、母の話をした。私が未だに母を許せない的発言をすると、でもお母さんは病気だからね…と前のベッドの人。それが大方の意見なんだろう。
ふーん、お母さんはお父さんが大好きなのね。もしかしてお父さん格好いいんだ!?と聞かれ、うん!と即答してしまう自分が、なんだかな~。だからお母さん心配なのね、あんまり美男子のダンナもらっても大変ね…というので笑ってしまった。
今日もまた部屋を抜け出せる隙を見つけては、食堂で仕事。同部屋の人にはもう私の職業と事情を話してあるので別に気兼ねする必要はないのだが、やっぱり帰ってくるたびに、また仕事してたの?と聞かれるのは正直面倒くさい。
夜は、同部屋の人が庭でとってきた花の名前をネットで検索するのを手伝った。

本当はテレビを見たかったけれど、iPhoneのアプリが調子悪くて静止してしまうのでイラつくため、結局、消灯までずっと、おしゃべりにも加わらずに、検索していた。検索好きなんだな、私はきっと。
いよいよ手元にホルモン治療の薬がやってきた。大いに迷っている。癌は治る病気と確信している割に、自分はそう長くないという直感のようなものがある。ホットフラッシュなど、副作用による体の不調は日常生活には最悪耐えられるとして、取材や打ち合わせなどの外仕事は無理だろう。となっても果たして生活は成り立つものなのか?
不機嫌で常に調子の悪そうなママと10年暮らすのと、元気で楽しい思い出をいっぱい残せる5年と、どっちがいいんだろう。私には、わからない。とにかく精神的な落ち込みが一番怖い。今だってこんなに不安定なのに!