コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

ハーセプチン+治験薬 9C/01

1時半近くまで寝付けなかったのに、冷房が切れる音で3時前に目が覚めた。その後、暑くて熟睡できず、うとうと。冷房が入った6時前から再び寝入り、ラジオ体操に間に合わなかった…

朝。散歩するほど元気ではないので、患者情報室でブログを書いていたら、仲のよい女の子がたまたまドリンクを買いに来たので、話す。「それって仕事してるんですか?」と聞かれたので、「ブログを書いてんの。もう10年くらい続けてるから、毎日書かないと気持ち悪くて」と言うと、「すごーい!」。自分は書いたりしゃべったりして表現することが苦手なのだ、と。「私から見たら聞き上手なあなたのほうがすごいと思うよ」「それは本当に皆さん色々よく調べたり考えているな~と感心して聞いているだけで。おしゃべりもストレスになるときがありますよ」。へぇ、そうなんだ~。意外。いつも楽しそうにしゃべっているように見えるけど、みんな同じなんだな。

朝イチで風呂。隣のベッドの女性と一緒に待つ間、おしゃべりをして同級生だとわかった。一番上の子はもう大学生、一人が不登校になって大変だったと言っていた。子どもが大きくなったらなったで、小さな頃とはまた違うストレスがあるんだな…

投与。きちんと起きて観察してなくちゃと思いつつ、昨夜眠れなかったため、治療中、やっぱりウトウトしてしまった。今回は喉がつかえることも、体がカーッとなることもなく、無事に終了。

午後、食堂で昨日打った原稿を見直し、間違っているところを正した。

15時、部屋に戻り、疲れ果てて45分眠った。

夕方と夜、同部屋の人と話した。余命とかそういうことではないが、これまでにない壮絶な闘病バナシだった。術後、数日経っても出血が止まらず、手術室ではなく処置室で、しかも麻酔なしで傷口を縫い直されたとか、私も投薬した抗がん剤で肝炎を起こし、肝機能が戻らず次の抗がん剤を打てずにいたら、いったん小さくなった癌が短期間でものすごく増殖し、その時、癌が大きくなる時に、メリメリと、ものすごい痛みをともなったらしい…。他にも、私とは別の治験薬で、爪の下の肉がありえないくらい隆起してしまい、そのために治験が中止になった等々…先生や治験コーディネーターが、私のことを順調だと言っていた理由が、よくわかった。そして今日の教訓は、とにかく肝臓をいたわりなさい、ということだ。

今日も「偶然」がたくさんあった。クリアファイルがほしいなぁと思っていたら、ちょうど治験コーディネーターから次回スケジュールとともに渡されたり、今度仕事で担当する温泉の話を同部屋の人が突然しだしたり。極めつけは、今回が初の抗がん剤投与となる同級生のNちゃんに、彼女と同じ治験の方を紹介しようと思っていたら、なんと全員が一度に洗面所に集まった! で、私がつなぎ、3人それぞれに自分の治験の経過を話し合っていた。なんだか怖くなるくらいだが、とても自然で悪くない感覚。素直にこの感じを受け入れていこうと思った。