カズがテレビを見ている音で起こされた。「人が寝てるのにうるさいんだよ!」と開口一番、また文句を言ってしまった。直後、ダーがいないのに気づく。カズも、「パパは?」と私に聞いてきた。車で出かけたようだから近所のスーパーとかじゃない。どこへ行ったんだろう…? ダーツかな、だったらそれはそれでメモとかLINEとかにひとことくれればいいのに。カズと2人で心配していたら、6時半過ぎにひょっこり帰ってきた(あとで聞いたら、夜中ずっと仕事をしていてお腹が空いたので24時間営業の一蘭でラーメンを食べてきたとのことだった)
あっくんは今朝はなんとか泣かずにお別れができた。
カズは自らすすんで宿題をやっていたが、約束の10時前に友だちの家に出かけていった。先方のママとは何度かメールでやりとりして、うちの事情は伝えてある。外で遊べと言えない暑さ(さらに今日はPM2.5も基準値超え!)、おうちで遊ばせてもらえるのはありがたい。
お昼に帰宅したカズにツナトーストとバター+砂糖のトーストを食べさせ、パパと3人で病院へ。
ロータリーのバスを見ながら、「あー、ここで3週間前にともちゃんを見送ったんだった。もう会えないのか…」と思っていたら、受付で座る椅子を探していた時に、目が合った。ともちゃん…! うれすぃ…(涙)。14時入りに遅れそうだったので少ししか話せなかったけど、うれしかった。思えば彼女とは一度も同部屋になったことはないのだ。風呂や食堂でいつもこんなふうに偶然よく会ったから話をするようになっただけで。今後も木曜日、覚えておこう。
せっかく慌てて来たのに、なんとベッドがいっぱいで、準備ができるまで食堂で待っててくれと言われ、待たされる。ワイドショーでジョンベネちゃん事件を見る。最後まで見たかったのに、途中で呼び出し。身長体重血圧体温計測。体重52.5kg。また減ってた。
今回は、昨日手術を終えた人、翌月曜に手術を控えた人が2人の部屋。なかなか会えなかった隣のベッドの女性、やっと戻られてご挨拶したと思ったら、その方はお母さまで、ご本人は30台半ばの女性。一見学生かなと思うくらい若いが、小さいお子さんがいるらしい。まだ癌とわかって日も浅いのにいきなり手術となり、不安でいっぱいの様子なので、もうそのあたり乗り越え、すでにどうでもいいほど病気にこだわってない私が無責任にケロケロ励ました。
放射線で入院中の先輩が遊びに来てくれたので部屋でいろいろ話す。点滴投与を控えている同部屋の女性にスイカを差し入れたら中性脂肪値がいきなりどーんと上がってしまってちょっとした事件になったとか、隣の人があまりに暗いから、今日はねじり鉢巻でひょっとこみたいな顔をして「バァ!」ってやってやったわ!など、笑える話をたくさんしてくれて、私も笑い転げた。その暗い隣人は自分で色々調べていて確かに知識は持っているが、先生に薬の処方を変えさせたり、他人の生存率を計算して教えたり、聞きたくもないネガティブな話ばかりするので皆に煙たがられているとか。その名前に聞き覚えがあったので、「もしかしてそれ、○さんですか!?」と聞いたら、「そうよ、そう!」とのこと。やっぱり! 前回の入院初日、私がネガな話をされて嫌~な気分になった女性患者であった。彼女の話を聞いて、同じ気持ちでいるのは私だけじゃなかったということだ。
先生が来た。しびれはタキソだと思うが、むくみと関節痛は、治験薬の副作用の可能性が高い。巻き爪もハーセプチンでそうなる人がいた。巻き爪治療用のテープを使ったら、嘘のように指先のしびれまで消えたという人がいるそう。色々話したけど、結局、この副作用は、いつまでどんな形で続くのか、誰にもわからないということだけがわかった。
夜は同部屋のおしゃべりからいち早く離脱し、iPhoneでテレビ。チャンネルを替えるのに時間がかかり、リモコンでやるみたいにザッピングができず、念願だったのに、あまり楽しくなかった。
今回は、夜も冷房が効いていて過ごしやすい。昼間眠れなかったので、疲れて早々に就寝。