コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

森田療法の実践

Twitterで森田療法について知ってから、結局、神経症なんじゃないかという考えが、今いちばん自分にフィットしてる。

つまり、私が期待しているような、精神がまるごと生まれ変わるような根本的な解決はなく、行動を変えることで慣れていく鍛えていく、すべてを受け入れていけば、結果、世界は変わるのだ。

ちょっとエッセンスだけ。この、「どんどん行動範囲がせばまっている」というのが、今の私にドンピシャなんです。






以下、引用。

神経症になってしまうと、何かと症状を中心に行動してしまいます。しかし、それは症状の進行を助長させる行動でもあります。不安や症状を何とかしたい!という一心で、不安や症状を起こさないような行動をする。そして、どんどん行動範囲が狭くなってきて、がんじがらめにとらわれてしまう。これが神経症のカラクリです。



不安や症状というものは、本当に辛いものですよね。しかし、これは何をしようが、どう対策しようが、どうにもならないんです。「どうにもならないことを知る」のが森田療法なんですが、これがなかなか難しい。頭で理解するものではありません。体で理解するものです。とにかく何でもいいから行動を起こして、不安や症状にブチ当たり、それらがどうにもならないことを体で知ることが大切です。そこで出てくるのが「目的中心」の行動。「症状中心」の行動とは、不安や発作を起こさないために、あらゆる回避行動をとることです。乗り物に乗るのを避けたり、ちょっと不安だからと言って家に閉じこもったり。これらの消極的な行動は全て神経症の悪化につながります。神経症とはそんなものなんです。反対に、「目的中心」の行動とは、回避行動を一切とらず、不安があろうが発作が起きようが、何があろうが、それらを一切「無視」し、目的を達成するために突き進んでいくことです。この積極的な行動こそが、神経症という「悪循環」を断ち切るのです。言うのは簡単ですが、実践は非常に辛いものがあります。



目的中心の行動をしていると、強い不安に見舞われたり、激しい発作に襲われることが少なからずあります。そのような事態に陥ってしまった時、つい「何とかしなければ」と回避行動をとりますが、この回避行動こそが神経症を悪化させると先にも書きました。不安や発作の真っ最中でも、回避行動をとってはいけません。回避しようとすればするほど、さらに強く不安や発作が襲ってきます。ではいったいどうするか? 何もしなくていいんです。不安や発作に襲われるがままでいていいんです。対処しないことが、唯一の対処法です。そして「ああ、もうどうにもならない・・・。もうダメだ・・・」と絶望し、全ての対処をやめた瞬間、それらの不安や発作から解放され、生き返ったような素晴らしい気分になります。これが煩悶即解脱です。



「神経症が治ってからやるべきことをやろう」というのは、「泳ぎ方を頭で理解してから泳ごう」ということと同じであって、全くもって滑稽なことです。頭で泳ぎ方を理解したから水につからずしてすでに泳げるなんて人はいません。まずはみんなおそるおそる水につかり、少しずつ慣れていって、泳げるようになるものです。外側(行動)から入っていくものですよね。神経症治療でも同じです。まず生活や行動を正すことが大切です。外側を正すことによって、内側(心)も正される。外側を正さない限り、内側は正されないのです。理想は内側を正したら外側も正されるですが、そんなことは無理です。内側を正すということは、後に書きますが「直接的に治す」ということです。直接的に治そうとしても、神経症は治りません。外側から正していくのが大切なんです。



神経症を完治させるには、その「自分にとって非常に不都合なもの」さえも受け入れる必要があります。というか、受け入れるしかないんです。回避しようとせず、そのまま受け入れることのほうが、実は非常にラクなことであり、神経症を治す上でとても大切なことなんです。これは別ページの「1+0=1」という話につながりますので、今一度読んでみてください。回避すればするほど、ひどくなっていくのは今まででもうずいぶんと体験したんじゃありませんか? ここでちょろっと心を入れ替えて、全てを受け入れてみてください。ラクチン、安心はもちろん、不安や発作もです。実際に受け入れてみると、回避するよりも全然ラクなことが分かるはずです。



神経症者は、不安や発作などの神経症状をどうにかするためにすごいパワーを発揮しますが、「どうにかするためにパワーを発揮する」のが間違いなんです。パワーを発揮する矛先が間違っています。その「ものすごいパワー」を建設的に生きる方向に向けてみてください。



一般的な神経症者は、ごく当たり前である不安や体調不良でさえも、「あってはならないもの」として回避・排除しようとします。では、回避・排除できたらどうなってしまうのでしょうか? 結果は「ロボット」です。ロボットは不安も体調不良もありません。正に100%。人間は誰でも100%を目指しますが、デジタルなロボットやコンピューターとは違い、人間はアナログです。100%はありえません。その、ありえない100%を目指してしまうのが、神経症の特徴です。



神経症における消極的な行動とは、症状などの愚痴を言う、泣き言を言う、必要もないのに症状の解説をする、逃げる、逃げ場を用意しておく、発作が起きた時の準備をする、などです。これらの行動は神経症の悪化につながり、それこそこれらの行動を続けていると、まず治りません。「厳しい!」と思われることでしょう。でも考えてみてください。神経症になる前、あなたはこれらの消極的な行動をとっていましたか? 



「不安、発作のための」行動は、何の意味もなく、やっていても良いことは全くありません。これらの消極的な行動とは反対の、「積極的な行動」をとることが、神経症の治癒につながっていくんです。