雨。
雑誌しごとの合間にカズの宿題を見る。サボってばかりで何も進んでいない。思いつくままに書いていけと言ったのに、朝からかかって数行書いた程度。彼の通知表の中で唯一「努力を要する」とされた「文章を書く」ということ。私と相談して決めたこととはいえ、一番苦手なことを選んでしまったらしい。
昼は昨日の残りの餃子を焼く。
午後、私は追加で依頼された交渉仕事。
カズは見ていて痛々しいくらい。頭を抱え、顔をしかめてうなってはゴロゴロしている。が、昨年の習字もそうだったが、粘り強く、決して諦めないのが彼のいいところ。私が何度か、「他の課題にする? 今なら間に合うよ」と言っても、決して首を縦に振らなかった。
そして、諦めない人には、やっぱりきちんと結果がついてくる。なんとかイケそうなキーワードが出てきたので、ちょっと助け舟を出してあげる。またポロポロと泣いていたが、私の「いつ? なんで? そう思ったか思い出してごらん」という問いに対する答えを一生懸命模索していた。途中、感情が爆発して号泣したりもした。そう、書くって、我が身を振り絞ることなのだ。そしてなんとか、形になった。というか、彼の文章の順番だけを入れ替えたら、きちんと形になったのだ。素晴らしい!
一方、私。もうとっくに終わっているはずなのに、終わりが見えてこない仕事の担当編集者に対して、夕方、遂にキレる。「これは一体いつまで続くんでしょうか。予定が押していて他の仕事ができず困っております。来週は既に予定が入っておりますので、ご了承ください」。
忙しすぎて、夕食の準備が何もできない。あっくんが、「ママー、おなかすいたーこれ食べていい?」と持ってくるおやつを、なんでも好きなだけ食べていいよ、と言ってまだバタバタしていた。ひと息ついて、やっと、カズリクエストのたらこスパだけ、つくった。今夜は、本当に、これだけ。頑張ったあとの白ワインおいしい。
台風が近づいている。雷がすごい。雷フェチなので窓を開けてずっと光の筋を眺めていた。