コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

ハセプ治16C/02+ホ93

やっと眠れたと思ったら、3時前、重篤な急患が来たらしく、ベッドの入れ替えやカーテンを引く音で起こされる。

眠りが浅かったためか、夢で何かを蹴ったつもりが、思い切りリアルなベッドのデスクを蹴っとばしていた。湯呑みとかが落ちて割れなくてよかった。

そんなこんなでも、朝起きたら体が随分軽くなっていた。

朝食の後、治療待ちの間にベッドで短い原稿を書く。

点滴投与の間に見ようと、Gyao!で画家フランシス・ベーコンのドキュメントを見始め、すごく面白かったのだが、新システムにより治療中何度もリストバンドのバーコードをピッピされ、気がそがれるので途中でやめた。

いいともの妻夫木くんに萌え~。

昨日のAちゃんが部屋に寄る。癌ともから誘われ、怪しい集まりに参加してきたらしい。それを聞き、「いや、でも、何かを信じて気持ちがラクになれるのならいいんじゃない。免疫力も上がるし。病気になって初めて私はこの世の中に宗教が生まれたわけがわかったんよ。今まで自分が必要としてこなかったわけで」と言ったら、うなずいていた。

前々回同部屋。乳がんよりもっともっと難しい癌にかかっている若い癌ともを見舞いに、2階へ降りる。抗がん剤も私たちとは比べものにならない量を毎日しかも長期間やるとのことで、顔がかなりむくんでいた。こないだ会った時はあんなに元気だったのに!話せば話すほど本当にいい子。心底、抗がん剤が憎くなる。

小池龍之介『ブッダにならう 苦しまない練習』が面会室にあった。この人の本は何度も買おうかと手に取ったことがあるので、早速ページをめくる。苦しみって麻薬みたいな刺激で、人間というのは、放っておくと、心身ともに自分を苦しめる方向に行ってしまうのだそう。なるほど目からウロコ!