コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

2008/01/30(水)

げろげろの二日酔い。朝、すでに店内の撮影を済ませていたR氏に、何時まで飲んでいたのか聞くと「2時」とのこと。私は0時半くらいに限界となって先に帰ったらしい。「さすがに今日はオレも胸焼けするよ。さっき奥さんに会ったら、おなじく“ウエーッ”って感じだった」。おいしい朝食もふたりともほとんど食べられず、申し訳ない。

会計を済ませ、老母をデイサービスに送っていくついでに次の撮影スポットまで同乗させてもらうことに。日本全国どこにいっても、介護と育児の問題は本当に切実だと思った。

本日も、移動に次ぐ移動。なーんか珍しくRさんが不機嫌な顔をしているので、「具合悪いんですか? 大丈夫?」と聞くと、「もう電車、飽きた」との返事。昨日から、実は電車でなくレンタカーのほうが安いのではという話はなんとなくしていたのだけれど、今日午前の移動であまりにもタクシー代が高くついてしまったし、午後に行くスポットを地図で再確認した上で、車にすることに。

車で移動。三日酔いの上にもともと車に弱い私は正直グロッキーだが、Rさんはすっかり気分が晴れた様子。が、途中で、朽ち果てたボウリング場を発見して一気に気分が高揚する。「あれ、すごいね」と言うと、Rさんも同じ気持ちのようで「ホントだ、撮影したい」と言う。「なんで人は、退廃的なものに惹かれるんでしょうね」「それは・・・やっぱり非日常でしょう」「そっか! あり得ない感じね」「そうそう」などと話しているうちになんとか回復した。

すべての撮影を終え、レンタカーを返却したあとはフリータイム。荷物があるので交替で出かけ、私は出石の皿そばを供する店で遅い昼食を食べた。

なんでそんなにのんびりしているのかというと、京都や大阪まで短時間で行ける列車がないのである。もうふたりとも電車は飽き飽き、到着時間は少々延びても、できるだけ乗車時間が少ない便を選んだからだ。

京都まで3時間。荷物が多いR氏は一番後ろの席を確保したが、私は隣席のババアたちのおしゃべり(しかし西日本の人たちはよくしゃべるね、しかも声が大きい)に耐えられそうもなく、一番前の席に避難した。「やっと眠れる!」と思ったが、あまりにもかかってしまった交通費が気になって、結局パソコンを取り出し、精算。予想より大赤字ではなかった。

実は昨日京都から送ったはずの原稿が届いていなかったことが判明し、ものすごく焦っているのだが、通信が依然つながらない。車中、福知山あたりならもしかして、と思ったら、ビンゴ! そこからはまた仕事。結局京都までずっとパソコンに向かっていた。

乗り換え時間の少ない京都にて、急ぐ私にRさんが「じゃ、和泉ちゃん、ここで」と声をかける。彼は往復で自由席をとっていたから。その瞬間、なぜか、マフラーを席に残してきたことに気付き、先頭車両付近にいた車掌さんに声をかけると、猛ダッシュで行って取ってきてくれた。感謝。新幹線乗り場まで走る。

待ち時間5分、京都の駅のホームでもしつこく通信。とにかく今回の仕事は時間がないのだ。

東京まで眠りたいのだが、すべてを終えた記念にと缶ビールを飲んだら勢いがついてしまって、追加でワンカップを頼んだら売り切れということで、缶の日本酒200mlを本当は付いていないコップをわざわざもらって飲んだ(私はどうも冷たいアルミ缶の口当たりが苦手なのだ。アイスクリームとかも金属のスプーンで食べるのは嫌で、家では木のスプーンで食べている)。いい感じに酔い。

品川からタクシーで帰宅。22時過ぎ、家に帰ると、ちょうどダーとカズが入浴中。上がったカズを世話するのはすでに私の仕事である。入口で私に身体を拭かれながら、「パパ、おへそなかったらどうする?」とはしゃぐカズにダーは「へーそー」と受け流し、私だけが笑った。

カズには「寝な」と言って、取材先からいただいたばら寿司を食べながら日本酒ちびちび、台所でもろもろダーと話す(先日の日記で日曜夕方、彼は寝ていなかったそうです。徹夜で仕事していて限界で倒れていたそう)。カズが何度も「おしっこ~」と言って様子を見に来たのがおかしかった。優しいダーが遂に「わかったよ、パパも寝る」と言って添い寝してくれた。私はあとちょっとだけ飲みたかったが、酒がもうないので、カズとダーのあいだに無理矢理割り込んで、ダーにくっついて寝た。