コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

抗がん剤FEC 1C 1日目

トイレで吐いている苦しそうな声が聞こえる。すれ違う女性の半分は坊主頭だ。

私はまた、ここに戻ってきてしまった。抗がん剤投与のための入院初日。

抗がん剤治療中に乳首から出血し、医者も見たことがないという状態となり、次の抗がん剤投与を待たずに手術する女性。術後に起きた肺気胸のため退院できずにいる女性。ものすごく食べることが好きなのに、抗がん剤の副作用で味覚がなくて思うように食べられず、元気がでないと言う女性。

今度の同部屋はこんな感じ。みんなそれぞれにつらいのに、私はまた調子にのって余計なことペラペラ喋って、すべての人を傷つけた。わずか一日目にして…愚かすぎる。会話に参加しないで聞いているだけでよいのだ、黙れ!

傷はキレイだし元気だし治療費の心配もないし、私のケースなんかすべてが順調に思える。

入院三回目でやはり確信した。強がり、気遣い、優しさ、自分より他人を思いやる感じ、神経質、完璧主義、働き者、これまで病気知らず…乳癌の人に共通する事項!

食べられず元気のない女性なんか、グラタンたべたい!それかピザ!と叫んでいた。食の嗜好も同じね…

自分と同じタイプだから非常に居心地がよいのだ。他人との距離感というか…たまに豪快な人もいるけどね。明日はその癌とも60歳代が、外来ついでに見舞ってくれるという。彼女も抗がん剤+ハーセプチン組なのだ。いつも、一年後にはこんなに元気になるからね、と励ましてくれる。

ちょっと今日は看護士さんと話した時、泣いちゃって疲れたけれど、彼女から元気をもらおう!

夜はムラキテルミ『ガンは自宅で治す!』読了。本の感想はまたまとめて。

しかし病室は暑くて乾燥してる。夏よりきついな、こりゃ。