洗って乾かしておいたびわの葉を刻み、焼酎を注いで、エキスを仕込む。
病院へ送ってもらう前にダーと天神へ。行く途中、メールアドレスを知っている癌友全員に今日から入院する旨を連絡。連絡先を知っているのに、何も言わずに病院でバッタリ会ったら気まずいからだ。
久しぶりに生粉蕎麦「玄」。冷やしかけそば390円。相変わらずおいしかったー!
病院には14時入りと連絡してある。時間が余っていたので、天神の「オーガニックカフェ terra小屋」でお茶。着いてすぐ、激しい下痢。蕎麦ととろろご飯と、脂っこいものは食べていないので、昨日の酒が出たのかもしれない。店の人に声をかけたら、なんと友達の友達で、これまで何度も各種イベントで一緒になったことがあるYちゃんが働いていた! 声をかけて思い出してもらう。ダーは水出しコーヒー、私はりんごソーダ。これがお目当てだった、体に優しくてとびきりおいしい「Arietta」の菓子と、豆乳ヨーグルトの元を買った。

病院。お久しぶりの年長者に廊下で会ったので立ち話。互いに近況を報告すると、「自分(私)はハーセプチン打てるだけいいとよ」と言われた。彼女は私と同じHER2を持っているのだが、その値が低いからハーセプチンを投与しない治療方針となったらしい。でも打ったほうがいいのではというのが彼女の主張。“HER2タイプは増殖スピードが早いからハーセプチンを打たなかったらあっという間に転移する。さっき洗濯室で自分と同じHER2の女性に会ったが、術後半年であちこちに転移して今や全身癌状態。そろそろ身辺整理をせんといかんと言っていた。私も…”と言われ、答えに窮した。私がハーセプチン打つのは、彼女よりそのタチの悪い細胞がいっぱいいるからでしょうが。その私にそんな話をされても…! 思い返せば彼女はいつもネガティブな話しかしないのだった。
ちっ。話すんじゃなかったぜと思いつつ、でもやっぱり外来じゃなく入院して、よかった。こうやって危機感を煽られ、気を引き締められる。
採血の結果が出て、予定通り、明日投与はできることにはなったのだけれど、数値が悪かった。中性脂肪とコレステロール値が前回よりぐんと上がっていたのだ。ベテラン先生に、「おいしいもの食べてきたでしょ? 果物とか…!」と笑いながらお叱りを受けたので、「結婚式でお酒を飲みました」と告白したら「それはあんまり関係ないんやけど」と首をかしげられた。その後に来た担当医は、ボクも数値上がることがありますし、あまり気にすることはないと。これらの値が上がる原因は2パターンがあり、ひとつはベテラン先生の言うように栄養のとりすぎ、でも逆に、飢餓状態、栄養をとらないことで高くなったりするのだそうだ(アフリカの子どもを例に出した)。なるほど! そっちのほうが納得がいく。食事に気をつけ始めて約一年、私はいま本当に小食だから。体重も何十年かぶりに52kg代となって、ズボンはぶかぶか、ベルトの穴が足りないくらいなのだ。いずれにしても、肝臓の値に影響しなければ問題はないらしいので安心した。
あとは、化学治療中はどうしても運動量が落ちるから…と言われたが、足が痛くて長く歩くこともできないんだから仕方ない。私だって、体が思うようになるなら、もっともっと運動しているよ!
果たして、何がいいのか悪いのか、わからなくなった。再発転移の嫌な話も聞いたし、なんだか疲れてしまい、その後はほとんど眠っていた。途中、ともちゃんが顔を出してくれたが、「ごめん、あとでね」と言ってさらに眠り続けた。実は静岡行きや母の通院等の心労で心身ともにクタクタだったのが、よくわかった。夕食前になんとか起きて、ともちゃんの部屋に行って顔を見て、話して、笑って、やっと落ち込んだ気分が上がった。
同部屋は、私以外の3人は月曜から一緒で明日全員退院とのことで仲良し。適当におしゃべりに加わって、誰もいない食堂で領収証を整理し、部屋に戻ってまた少ししゃべって、消灯の22時にカーテンを引いた。