コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

赤信号に足をとめて

亀屋橋の上から、陽光降り注ぐ渋谷川を眺めた。きのう、あっくんを迎えに行く途中の話。

遠くの川面がきらきらと輝いて美しい。一瞬で消える光。ひとの人生なんて、こんなもんなのだろうと思い、なぜか、死んだ友人の墓参りに一人で向かう男のことをふと思い出した。

初めて会ったときから、なんでこいつはこんなにエロいんだろうと思っていた。実際、たくさんの女にそう言われるらしい。私と同じ年齢である本人は「精神的にはもうとっくに枯れてるんだけどね」と言って笑うんだけど、間違いなくモテ男。しかも男女問わず。人にモテるということは、仕事に困らないということ。長年地方公務員やってたのに、上京してフリーライターになってわずか数年であっという間に3冊の本を上梓し、いまもネットで名前を検索すれば瞬時に数々の記事がヒットするほど、精力的に書き続けている。

酔っぱらいで一緒に飲んでいても超楽しいしね。あっくんを身ごもる前、私の高校時代の親友(編集者)と彼と、彼がいつも一緒に仕事しているカメラマンと彼のクライアントである編プロ社長で5人で飲んだ夜は、間違いなくこれまでいちばん楽しい飲みだった。

で、なにを書こうと思ったんだっけ。

そうそう、結局は、人の魅力ってやっぱ優しさなんだよね。みんな傷つきたくないから、黙っていても優しさが自然とあふれてしまうような人が、異性からは魅力的に映るのだ。恋愛だけじゃない、自分にとってなんの得にならなくても、どれだけ人のために動けるか。今回の書籍の件でも彼には人を紹介してもらうなどお世話になったので、御礼をかねて出版の報告をしたら、某メディアで書籍紹介してあげたいんだけど、と速攻で返事が来た。

正直、心を打たれたよ。「ああ、いま、オレはモーレツに感動している・・・!」という感じ。握り拳を天に突き上げながら身を固くして言おう。本当にありがとう。キミに幸あれ。