コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

NHKが発達障害特集として約20番組を集中放送!何かヒントが見つかるかも!?

こんにちは!相変わらずやることが手一杯で、毎日とっちらかっております。ブログもすっかり更新が空いてしまいました。そんな中、過去記事にスターを付けてくださった方、読者登録いただいた方、本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

気分一新また頑張りますので、よろしくお願いします!

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先週末、テレビで予告を見ました。NHKは今週、発達障害関連の番組をなんと20も集中して放送します。興味深い番組がたくさんあり、本人やご家族、周囲の方々などの理解が深まり、現状のお悩みを解決できるヒントになるのではと思い、今回ご紹介します。

番組放送予定は、ここにありますよ。

www.nhk.or.jp

 

目次:

 

なぜ発達障害について書くのか

私は一見社会生活を普通に営んでいるように見えますが、発達障害の一種であるADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向があり、人と関わる場面で内心とても苦しかったり、意図せず周囲に不快な思いをさせたりすることが多々ありました(人とうまく距離感がとれない、感覚過敏などの症状は今もあります)。

それでもメンタルクリニックの取材時に医師からかけられた言葉で「自分はダメな人間だ」という囚われからは抜け出せたので、過去記事に書いています。

www.cotohaha.net

 

発達障害の人が感じやすい「困りごと」とは?

日常生活において、発達障害の人はどんなことで困っているのでしょうか?このページがわかりやすいので、もしかして自分の子どもが、パートナーが、職場のあの人も発達障害では?と気になっている人は、ちょっと見てみてください。

www1.nhk.or.jp

ここにピックアップされている代表的な症状と、具体的にどんな感じなのかをわかっていただくために私の場合について少し付記します(☆以降)。

 

□聴覚が過敏「音」で極端に疲れる

☆自らの意志で聴く以外の音が大きいと耐えられません。例えば、リビングのテレビの音や子どものゲームの音。戸外の犬の鳴き声、子どもの騒ぐ声。あと、他の人が気にしない小さな音が気になって仕方ない。夜、水がポタポタと落ちる音。クーラーなどのモーター音。そのくせ、カラオケやライブは大好きで大音量でも平気なので、元夫にはただの「わがまま」だと言われ、自分でもそう思ってました。

実はうちの父親も同じで、うるさく吠える隣の犬に小石を投げたりして、隣人トラブルになったことがありました。あと、病院の待合室のドアをバタンバタンと音を立てて何度も出入りする子ども(よその子)にキレて、ソファにテレビのリモコンを投げつけたこともあったそう。夫婦喧嘩等でもよく感情を爆発させる場面を見ていたので、父のほうが私より数倍程度は重いと思います。友だちも一人もおらず、語学だけに熱中して何ヶ国語もマスターしていたので、父はどちらかというとアスペルガー寄りかもしれません。

 

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□視覚が過敏「色」「光」がストレス

☆とにかく光がまぶしい。スマホやPCの画面の明るさは常にその場の明るさに応じて調整が必要(基本スマホは一番暗くしている)電車でも太陽光が目に入る席はできるだけ避け、避けられない場合は周囲の人に断って、シェードを降ろさせてもらうこともしばしば。

性質的に私に似ている次男も、朝起きるとまず「まぶしい」と言って、カーテンを閉めたり電気を消して欲しがります(それまで支度していた長男は何も言わないのに)。また、彼の色彩感覚は独特で、幼い頃から絵を描くとジミーちゃんみたいな色使いをしてました。これは色に対するストレスとは言わないかもしれませんが、多分彼の目には、すべてが色鮮やかに映っているのだと思います。

 

□偏食・味や臭いに敏感

☆大嫌いで絶対食べられないというものはないけれど、食べたいと思うものの種類が圧倒的に少ない(だから給食とか、人から勧められたものは基本何でも食べる)。同じものばかり食べたがる。そういう意味での偏食なんですが、これも人に言ったら、わがままとしか思われないですね。あと、自分があまり好きでないものを挙げてみたら、バナナ、納豆、オクラ、アボカドなどネチャネチャしたものばかりなので、「食感」にも敏感なんだと思います。

 

□感情をコントロールできない

思うようにならないと、大声で泣き叫ぶ。これは身内に対してはありましたが、それより人の目を意識する気持ち(嫌われたくない)のほうが勝るので、人前で感情を顕にすることは私の場合はありませんでした。あ、でも一度好きになると衝動的な行動をとってしまうというのはありましたね(ちなみにバツ2)。でも、年齢を重ねるにつれて感情の起伏はだいぶ穏やかになりました。

 

 

□忘れもの、忘れごとが多い

☆昔は今みたいにコンビニや24時間スーパーなど無かったので、学校で要るものを母に伝え忘れて怒られ、閉店した文房具屋のシャッターを叩いたことが何度もありました。母や弟が忘れものを学校に届けに来たことも何度も。高校生の時はアルバイトのシフトに入ってたこととかも普通に忘れちゃったり。それでも社会人になると、病的なまでのメモで改善され、今はGoogleカレンダーの活用で絶対に忘れません。

 

□片付けが苦手

☆本当はホテルのように必要最低限のものが整然と置かれている環境が好きなので、これはちょっと今でも認めたくないんですが、一番当てはまるかもしれません。何かやりかけて終わらせる前にすぐ他のことに意識が移ってしまうので、当然です。例えばお茶なども満足に入れられた試しがない。何故なら急須にお茶を入れた途端にもうその場を離れて忘れてしまうからです。これは自分がせっかちなせいだとずっと思ってましたが・・・実は今も部屋の床にモノが散乱しているのはもちろん、机の上だけでも子どものプリントや書類、記帳しようとしていた領収証、アクセサリー、メガネ、診察券、文具などが散乱しています。嗚呼、この記事書いたら片付けよう。

と、やるべきことを先延ばしにするのもADHDの特徴の一つです。そういえば数日前、Twitterでチュートリアルの徳井さんがADHDなのではという話題がトレンド入りしてましたね・・・

 

□マルチタスクが苦手

☆自分はずっとマルチタスクが得意だと思ってました。が、私の場合は結局やりかけて次へ移っていただけのようです(集中力の欠如)。その証拠に、仕事で急ぎのものが複数来てしまうと、何から手をつけたらいいかわからなくなって混乱し、本気でパニクっています。

 

□触覚が過敏

☆首元のタグはもちろん、ニットの種類や糸の種類でチクチクするもの、違和感があるものは着られません。ちなみに暑さ寒さなどの温度差にも弱いので、夏でも冬でも、気軽に調節できるカーディガンやレッグウォーマーなどで常に調整しています。

 

結局書き出すと、「わかってほしい」気持ちが先に立って自分の話ばかりになってしまい、すみません。私はいちおう大人で基本自分の行動や環境を選ぶことができますし、どういう傾向を持っているのか自分のことをわかっているので、少しでも快適でいられるように対処することもできますが。

これ、子どもだったら、つらいと思いませんか?自分でもどうしてこんな気持ちになるのかわからない、親も周囲もわかってくれない、でもどこにも行けない、としたら?

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癇癪を起こしたり感情を爆発させるのは当然かも。それさえできない子は、もっとつらい思いをしてじっと耐えているかも。

他にも、発達障害の人たちの以下のような困りごとが挙げられていたので、多くが当てはまるようであれば、早めに一度専門外来を受診したほうがいいと思います。過去記事にも書きましたが、特に子どもの発達障害は、周囲の理解と環境への配慮が必須だからです。

 

□こだわり、不安がつよい

□自分の思いを伝えられない

□大勢での雑談が苦手

□名前と顔を覚えられない

□読み書き計算が苦手

□遅刻が治らない

□自分の感覚がわからない

□運動が苦手、手先が不器用

□集中しすぎる

□相手を怒らせてしまう

□誤解されやすい

□どんな服を着たらいいかわからない

□異性との距離感トラブル

 

おすすめ番組をピックアップ!

今回の特集の番組の中には、新たな気づきを得られそうな興味深いものがたくさんあるので、簡単ですが、ご紹介させてください。

www.nhk.or.jp

発達性協調運動障害(DCD)は今回初めて知った言葉でした。

幼稚園のときのお遊戯の写真で、私だけ別の方向を向いていたり、きちんと踊れていない場面が残っています。ダンスや球技など、体の複数の部位を協調させて行う動きが、うまくできないのです。自分は雑なんだとずっと思ってましたが多分不器用なんですね、20代の頃、仕事で冊子見本をカッターとセロテープで製本した時は、あまりのひどさに先輩に大笑いされました。実はハンコすら今もいつもまともにまっすぐに押せません。

 

www4.nhk.or.jp

発達障害の人がそれぞれの特性を生かし、自分らしく生きる方法とは?日本と世界の最先端の現場を徹底取材した、72分の「発達障害スペシャル」。発達障害がありながら活躍している人とその方法を知るのは希望になります。

www.nhk.or.jp

クラウドファンディングを活用し、積極的にバーチャル空間に乗り出した人たちを紹介。「ITで障害のない体を手に入れたい」。昔、映画『アバター』の冒頭で主人公が立ち上がった時に号泣したことを思い出しました。目の前の現実だけがすべてではないという希望。ああ、一番見たいかも!!!

www.nhk.or.jp

すいません、埋め込みリンクだとタイトルが表示されませんね。わたしたちのシューカツ大作戦 Employable Me』。オーストラリア全土からオーディションで選ばれた、就職を希望する発達障害の人たちが障害と向き合いながら自らの個性を発揮できる職場を探すドキュメンタリー。

 

 

 

 

 

これらの番組紹介は、動画を見たり記事を読んだりしただけでも参考になりました。なんかNHKの番宣記事みたいになっちゃいました笑。少しでも発達障害に関する理解が進み、みんなが生きやすい世の中になりますように!(私みたいに病気になってしまう前に気づいて対処してほしいのですよ)ただそれだけです~。

最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m