
朝、ケンちゃんに「昨日は相当疲れたんじゃない?」と聞くと、「ハイ! 途中からダーツが見えませんでした」と笑った。
朝食後、ふたりはトーナメントへ出かけた。私はカズと今日いちにちをどう過ごすかを決めるため、ベッドでガイドブックを読み始めたが、眠くてねむくて。駄々をこねるカズに「寝るんだよ!」と言い含め、ふたりで爆睡。気付いたら12時過ぎ。カズはおねしょして、全身びちょびちょになっていた。ごめん。
海へ連れて行ってもどうせカズは喜ばないし、第一、私は水着を持ってきていない。去年いったものの、私は松葉杖でロクに見られなかったアウトレットモールへ出かけることにする。
モノレール赤嶺駅から無料バスが出ていることを知り、最寄りの牧志駅から乗車。すぐに着いた。暑くて移動する気にもなれず、バスが来るまでマクドナルドでフィレオフィッシュセットを食べて時間を潰す。
カズの来年用Tシャツなどを購入したあと、大好きなMARC JACOBSへ。ここへ来て買わずに帰れるわけがない。帰ったら仕事すんど! いつどんな取材が来てもOKだど! とばかり、黒のスーツとブラウスと柄物のスカート4点を買ってしまった。嗚呼。
帰りの無料バスに乗るためにもらった整理券をショップに忘れたことに気付き、カズと慌てて走って戻る。なんとか間に合った。途中、ダーからは「終わりました」のメール。ホテルで待ち合わせることに決める。
牧志駅を降りたところで激しい夕立に見舞われる。30分くらい雨宿り。暇なので、カズとじゃんけんして勝ったほうが前に進む遊びをしていたら、地元の若者たちがニコニコしてこちらを見ていた。
ダーはケンちゃんと公設市場を見ていたのだとか。そこで昨日、水族館で「きもちわる~」と言ってたセミエビを見つけ、ぜひ食べてみたいとのこと。じゃ、そこにするか、市場二階の食堂は20時までだから急ごうと、ケンちゃんに電話をするが、一向につかまらない。部屋の電話にかけても出ない。「外で買い物してるんじゃないの?」と先に行こうとして部屋の前を通ると大音量でTVが鳴っている。「いるじゃん!」と私が言うと、「寝てるんだ!」とダー。その後、何度かけても出ないし、疲労の末の爆睡なのはわかっているので、彼を誘うのはもう諦めた。
ダーがダーツバーの男の子へのお土産Tシャツを探しているので、市場を散策。カズはずっと、「けんちゃんいませんかぁ~」と叫びながら歩いていた。第一公設市場へ着いたのは閉店間際の19時半過ぎ。ダーが名刺をもらっていた店は閉まっていたので、近くの「カニエビ専門」の店のおじさんに声をかける。
まず、セミエビの価格を聞き、それにマングローブカニと車海老を付けた金額で交渉していく。(残り物の、とおじさんはもちろん言わないが)刺身も付けてくれるとのことだったので、値引き交渉はほんの気持ち程度で終了とする。
もうひとり来るかもしれないと言うと、すぐに閉まってしまう二階ではなく、近くの「沖縄食堂」を案内してくれた。
セミエビは半分を刺身、残りは味噌汁に。マングローブカニはチリソースで、車海老は塩焼きに。ぜんぶおじさんの言う通りの調理法で食べた。セミエビはグロテスクな成りの割に、身は甘くておいしかった(刺身より軽く茹でたほうが美味! 私は味噌汁でしゃぶしゃぶして食べた)。私は別に甲殻類すきじゃないが、ダーはもう目がないので、私が適当に食べた残りもほじくって丁寧に食べていた。ここまで食べられればヤツらも本望でしょう! 飲まないダーとカズのためにご飯を頼み、黒豚の餃子も二皿頼んだ。私は島らっきょうをつまみに、生ビールのあと、かりゆし、時雨、八重泉と泡盛を飲み比べ。ついには、お店の女の子に、「グラスでいいんですか?」と言われる始末(一合とかのほうが安い)。だらだら飲みたい私を置いて、ダーはカズを連れて土産物屋へと急ぐ。
帰り道がわからなかったので、店の女の子に帰りしな聞くが、「たぶん・・・」と要領を得ない。酔った勢いで適当に歩き出す。思わぬ道に迷い込んだりして、夢の中のようで楽しかった。
ローソンで泡盛のカップを買って帰る。
ケンちゃんとは食事中やっと連絡がついた。ダーの予想通り、ずっと寝てしまったとのこと。ダーと彼は、その後、また現地のダーツバーへ遠征しにいった。私はお土産にするつもりの泡盛をぜんぶ飲み干して寝た。
※写真でこっち向いているのがセミエビ。鮪や白身、サザエの刺身や海ぶどうなどオマケ満載で嬉しかった。