コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

抗がん剤FEC 4C 17日目

朝イチで確定申告へ。

あんなに時間がかかったのに、受け取りはハンコ押されるだけでわずか1分! 待ち時間もなし! フリーになりたての年はシステムがよくわからなくて、申告会場で手書きでやったものだから、時間がかかるわ間違えるわで大変だったことを思い出す。そういえばあの時、足にまとわりついて邪魔してたチビはカズだったのかと思うと、感慨深い。時間が経つのが恐ろしく早く感じる。

その足で近くの市役所に寄り、保育園入園不足書類受付コーナーに確定申告書の控えを提出。その後、国保の係に立ち寄る。

乳がんが発覚した直後、闘病による減収を見込み、早々に国保の減免申請をしておいたのだ。払いすぎることがないように、毎月の支払額をあらかじめ減らしておいてもらって、確定申告後に修正することになっていた。で、結果はというと、去年より2万円ほど所得が多かった。ということはつまり、減免はなし。これまで減らしてもらっていた分を1~3月までの間に含めて支払うことになった。

よく考えたら、去年も移住で半分くらいしか働いてないのだった。ということは、保険料も保育料も、今年も昨年並みか~。きついな~。

まだ11時!

藤崎から天神経由、大牟田線に乗り換え、昨日から計画していた大宰府へ向かう。

車内で、市役所で配布されていた市営住宅のパンフレットを読んだ。入れればかなりラクになるのはわかっているが、カズをまた転校させるのは、考えれば考えるほど、やりきれない。家庭の事情で毎年転校する子だっているとは思うけれど…。同じ校区で転校できるのなら万々歳なんだけどね。どうせ引っ越すなら、糸島のほうの田舎の安い物件のほうがいい。畑付きとかね。

初めての大宰府。予想通りのバリバリ観光地。

今日の目当ては2つ。九州国立博物館で開催中の「ボストン美術館展~日本美術の至宝~」と、「フィンランドテキスタイルアート~季節が織り成す光と影~」

前者は、完全に間違った。てっきりボストン美術館の展示だと思っていたら、サブタイトルにあるように、日本美術だったのだ。日本画には興味ないの。がっくり。でもなんでも入ってみるもので、奇才・蘇我蕭白は恐ろしくよかった。あと、「江戸の粋、印籠」も見応えあり。フィンランドの著名な印籠コレクター、ハインズ・クレス氏、エルセ・クレス氏ご夫妻の所蔵する印籠だそうだ(いま知った)。平常展示も見て回る。やっぱり私は中近東に強く惹かれる。

後者は、展示そのものにも興味があるのだが、ののちゃんの友人のフラワーアーティスト横山さちこさんが花を活けていることをFacebookで知って。もう、その写真にやられてしまい、見に行かずにはいられなかったのだ。

まず、会場となっている太宰府の文書館自体がいい。恐らく改装の際に手を入れられたのだと思うけれど、古い建物に照明や建具等ところどころにモダンなものが取り入れられている。床の間に飾られたフィンランドの大胆なテキスタイルをバックに活けられた花…。素晴らしい! 大ぶりの枝が折れたように活けられている作品もあって、いやもちろんそれだけじゃないんだけど、全体的に、自分が病気だからかもしれないが(自覚はないが一応)、美しいというより、はかなさとか、「死」を感じた。当たり前だが、花は生きている、そして、やがて死ぬ。人間も動植物もこの世に生きるものはすべて同じ運命をたどる。

あー、うまく書けない。誰かの批評を読んでしっくり来たい。

まぁでも、彼女のプロフィールのところに、「毒がある作風を得意とする」みたいなことがあったから、感じたことはあながち間違ってなかったかも。キリンジ兄といい、とにかく私は毒が好きだから。

歩きすぎた。腰が痛い。

でもこんなふうに、自分が行きたい場所に、行きたい時に行けるのはとても嬉しい。

帰り、天神の岩田屋(福岡の新宿伊勢丹みたいな感じのデパート)で、病院を見舞ってくれた友だちへのお返しを探す。子どもたちにチョコを買いたかったけれど、いちいち材料の産地とかを店員に確認するのに疲れて、やめた。夕食用にパンを買いたかったけど、おにぎりを握ってきたのでぐっと我慢した。

さすがにもうニラがやばいので今日こそ餃子。疲れすぎていて皮を作る余裕はなかったので市販の皮で。カズが手伝いたいと言うので、一緒に作っていく。

15個焼き、2人とも「まだ食べる~」と言うので、全部で30個作ったのだが、私がジョーズのテーマを歌いながらそろりそろりと餃子に箸を出そうとすると、カズが、「ダメ!」と腕で囲って隠してしまう。おにぎりと味噌汁でお腹いっぱいになっていたあっくんも5個くらいしか食べていないし、私は3個。ということは、カズは22個も食べたのか! その他にも、もちろん、ご飯、味噌汁、煮物等食べているし…うーん、末恐ろしい。

そうそう、パッサパサの古米は、じょうもんさんで売っていた黒米を少し混ぜて炊いたら、もっちもちで美味しくなりました。もうちょっと色が薄いといいんだけどねぇ。薄紫で、ぱっと見、毒々しいのが私的には気になる。量を減らせばいいのかしら。

カズは体育でスライディングをしたらしく、膝をものすごく擦りむいてきたので、風呂に浸からずすぐ上がってしまった。あっくんとゆっくり入る。ゾウさんのジョーロで水を出して遊びながら、「もうすぐ、はながさきますよー。うそのはなですけどねー」とか言うので笑ってしまった。