最初は退屈に感じたが後半は一気に。村上春樹、読了。独特の言い回しを懐かしく感じたり、前にも読んだような気がしたり。作家には作家の世界があり、その中で同じテーマを死ぬまで何度も書かずにいられないんだなと思った。そして、私はそれでも十分よかった。いや、それが、よかったのだ。
土曜は体重測定。47.3kg、BMI値19.3、身長156.5。患者一覧のリストの名前を見て、会いたくなかったにぎやかしは今回入院していないことを初めて知った。昨日、廊下をせわしなく歩く彼女の足音を聞いたような気がするけれど。存在しない幻影に怯えていたというわけだ。
そしてもう一人、申し訳ないけれど同部屋になるのを避けたかった世話焼きのオバチャンと、トイレ前で遂にバッタリ遭遇してしまった。申し訳ないけれど、と書いたのは、彼女は本当に人がいいから。実は前回私が最初に通されたのは彼女の隣のベッドだった。そして私が発熱していると知った彼女は、質問攻めのにぎやかしにつかまって(自分の主治医でもないのに!)なかなかこっちの部屋に来られなかった主治医を救出に行ってくれ、私を早く診られるようにしてくれたのだった。結局、にぎやかしのマシンガントークから先生はなかなか解放されなかったけれど、その気持ちがありがたかった。
今回彼女は再発治療のため入院している。「私、ホルモンが合わないみたいでまた熱が出ちゃって。だから今回は個室にしたんです」と言うと、「私も合わなかったよ~。バネ指になって手術したし、脳に血栓ができて脳梗塞もしたし。で、再発が見つかったと」と言っていた。結局2年ほど服用したそのホルモン治療薬は中止し、今日から別のホルモン薬を飲むんだと行っていた。うーん、そっか! ホルモンの副作用には血栓もあったか…忘れてた。乳がんでのんびり死ぬのはいいけど、脳や心臓トラブルである日突然逝くのだけは避けたい。
ちょっと落ちるが、そんな時間はないのだった。
部屋のレイアウトを変え、10時過ぎから原稿。苦心。
お昼を食べてまた原稿。14時半になり、風呂に入ろうと支度して行ったら、今日は女性は午前だった…ガーン。部屋の洗面所でお湯を出し、足の指や首周りだけ洗う。
疲れた。15時から部屋を暗くし、横になっていたら、ちょうど眠りかけた時、看護師に起こされた。「あ、大丈夫ですか?具合でも悪いのかと思って…」と私の姿を見て慌てながらも、「すいません、私、さっき今日のお通じって聞きましたっけ?」と聞いてくる。そんなの後でもいいだぁろう。患者が休んでるのわかったら、できればそっとしておいて欲しいなぁ。
16時からまた原稿。なんとか18時までに形にした。
夜は仕事しない。正直、体力がもたない。体がだるくて、頭も痛いし。
テレビ→読書。帯津先生の本『医者が書いた死ぬまで元気に生きる知恵』に希望をもらった。病気や死ぬのが怖くなくなったし、今日脳梗塞の話を聞いてから始まった頭痛と言い、私はわかりやすすぎる。気にしすぎるあまり、自分で自分の症状をひどくさせている面が少なからずある。
夜、今度は左の背中が痛み出す。ナースステーションにホットパックをもらいに行った。