ついにバッタリ会ってしまった!いるのは知っていて、すれ違うたびに声をかけようかなと思うのだが、その度プイと気づかぬふりをされてしまう、あのにぎやかしに。
今回、初日は廊下でそれやられた。次の日にトイレに行こうとした時、向こうからやってくるのが見えた。瞬間、私は何を思ったか、反射的に靴下を直すふりしてしゃがみこみ、彼女を避けた。自己嫌悪というより、なんでそんなことしてんだよチクショー!と悔しかった。
なのに!よっぽど縁があるのだろうか、誰もいない、人とすれ違うはずもない階で、また彼女が歩いてきた。嫌でも互いに視界に入る。
思い切って「Kさんじゃない?」と声をかけてみた。スッゲーわざとらしい驚き方で、受け答えも哀れなくらいしどろもどろ。やっぱ向こうのほうが、私に対して苦手意識持ってるようだ。自分の部屋ではあんなに威勢がいいのに…私の隣の、抗がん剤の副作用で苦しんでる女性は、斜め前の部屋から聞こえてくるにぎやかしと話好きの女性のひっきりなしの会話を、「ったく朝からうるさい!」と文句言っていた。ほらみろ、うるさいと思うのは、私だけじゃないんだぞー。
でも一度声をかけておいてよかった。あと2回、これで同部屋になっても、他人行儀の会話を続ければよい。互いに無視したままだったら、気まずすぎるもの。
課題クリア!という感じ。
午前、日勤の看護師が来る前から食堂で仕事。血圧や酸素など計るのに、看護師さんが食堂まで来てくれ、恐縮する。
原稿は未完成だが、疲れてやる気がせず、午後はだらだら。
あ、以前同部屋だったFさんが見舞いに来てくれたのだった。彼女はほんとにマメ。お年賀までいただいてしまった。食堂で小一時間おしゃべり。
夕方から、一発逆転ホームラン放つのはあなた!とかいう、独身時代にかかった卵巣がんにより子どもがのぞめなくなったにもかかわらず、その後、夢だった結婚を叶えた女性の闘病記を読んだ。闘病記というより、いま、癌と戦っている人へのエールかな。励ましより、がん患者に対する偏見みたいな部分の記述が共感できた。
夜は、村本様を延々ネットで。