コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

抗がん剤FEC 4C 9日目

がん克服及び再発防止のために、日常生活の工夫でできることは食生活と運動。食生活に関しては諸説あるが、自分の中では「乳製品摂取禁止」と「石原メソッド」を採用することに決めていた。石原メソッドについては前にも書いたが、1日1食+人参りんごジュース&生姜紅茶を積極的に摂る食事法で、『がんは自宅で治す!』の著者ムラキテルミさんが、複数の病院から余命をつきつけられた末期の肝がんを消滅させたことでも知られる。

乳製品については不思議なことに、あれほど好きだったチーズも今はほとんど欲しくないし、あとはお菓子系とかパン系を気をつければなんとか大丈夫そうなところまでいっていた。石原メソッドも1日1食にはまだほど遠いが、朝食抜きの生活には慣れてきていた。抗がん剤を始めるまでは。

抗がん剤を始めてからは、口内の違和感と味覚障害により、もう、より好みなんかしていられる場合ではなく、ただ食べたいものを食べていた。食事の時はしょっぱいものが欲しくなるから、ふりかけや海苔の佃煮、梅干しを活用。逆に空腹時のむかつきには、甘いものばかり食べていた。もちろんチョコとかバターたっぷりの焼き菓子とか、ね。

でも、でも。

以前から知識はあったが、改めて調べたら、やっぱブドウ糖は癌の栄養なんだよね…。愕然…。どうしようもなかったとは言えども、抗がん剤開始後のここ数ヵ月、せっせせっせと癌に栄養を与えていたと思うと、がっくり来る。というか、甘いものやしょっぱいものが食べたくなる理由が逆にわかったような。消滅させられそうになる癌が求めていたのかもしれない。

あと、抗がん剤中は栄養をつけないと免疫力が上がらないのでは、という考えもあった。でもその点も調べてみると、やっぱりこの時こそ、癌に栄養を与えないほうがいいみたい。そんな経緯から、食生活を元に戻すことにしました。つらいつらいFECも終わったしね! まずは朝食抜きからやり直し。

あっくんの咳がひどい。

恐ろしくてたまらない。勘九郎も團十郎も癌の治療中、肺炎で逝ってしまった。抗がん剤中の呼吸器症状は本当に怖い。折しも今、いちばん免疫が下がっている時期。可哀想なのだが、あっくんも私も、家でマスクをして過ごす。

午前中は料理や掃除洗濯で終わってしまった。

13時、あっくんが「ねむい…」と言い出し、勝手に布団で眠ってしまったので、一人昼食の焼きそばを食べながら、ロンハーの録画を見た。

その後、私が布団に入ってすぐにあっくん起きる。カズが帰ってくるまで布団でだらだらしていた。

夕方から仕事。一冊丸ごと担当しているフリペ(現在は有能なピンチヒッターさんにお願い中)を校正しては戻す、の繰り返し。

料理酒がなくなったので、サニーへ買いに行く。赤酒がなかったので、ぐるーっと回って保育園近くのクリーニング店まであっくんと歩いた(カズは行きたくないと言ったので留守番)。クリーニングって言ってるのに、「とれーにんぐ?」と言い直すのがおかしくてカワイイ。が、夜の冷たい空気に触れたのがいけなかったよう。

夕食も食べずにゴロゴロばかりしていて、「ねむい…」と言うので、熱を計ったら、38度。寝室に連れて行って寝かせる。「ままいっしょにねて」と言うので、食事の後片付け後は、私も横になる。あっくんは結局、私の手首を両手ですがるようにつかんで眠った。カズはサッカー観戦。

あっくんが寝てから私は仕事。赤字修正チェック。カズは昨日の私のように、一人で風呂に入った。

晩ご飯。白飯、豆腐と長ネギの味噌汁、味付けキュウリ、手作り餃子、鶏挽き肉と根菜の煮物、私は白ワインに合わせて作ったゴボウとツナのサラダも食べた。カズとあっくんが掘ってくれたという能古の小さな大根、やわらかいのに力強い味で美味しかった! カズはでもやっぱ、煮物の大根は苦いというんだなぁ。彼はでも出されたものは全部食べるから、偉い。そうだカズはパパが作った安納芋の焼き芋も食べたのだった。あっくんは、キュウリだけむさぼるように食べて、大好きな餃子も一つだけ。かわいそうに。がんばれー。明日は元気になりますように!