ノンアルコールの夜は、やはり寝付けず。2時過ぎに眠るのを諦めて、仕事の資料としてまた別の台本を読み出す。途中、何度もカズが起きそうになったので添い寝してなだめつつ。やっと読了し、さぁ寝るかと電気を消したら、耳元で蚊の羽音。再度、明かりを点けて観察するとカズが何カ所も刺されていた。復讐に燃えて目を凝らしていると、カズのふくらはぎに発見! 昔、まだカズが赤ちゃんの頃、その頬に止まっている蚊を打てなくて、「蚊を殺すために赤子の頬を打てるかどうかは哲学的問題」とかって日記に書いたことがあるけれど、足ならいいだろうと、思い切り叩いたら潰れた。やっぱりたくさん血を吸ってた。安心して眠る。
ダーが帰ってきたのに気付かなかった。カズと一緒にゴミを出し、ネットできょうをどう過ごすかを考える。途中、あることに気づき、愕然。いちおうカズの手前、平静を装っているが、それからは心が千々に乱れて、もう大変。
午前は結局、洗濯物や布団干し、掃除等で終わってしまった。ビーフンを作ってカズとふたりで昼食後、銀座へ。目指すのは、「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」。auのLISMO、TBSのTブーS、宇多田ヒカルのFLAVOR OF LIFEのおにぎり、日光江戸村のにゃんまげなんかを手がけたアートディレクター佐野研二郎氏の仕事展である。可愛いのはもちろんだけど、柔道全日本とかバレーボールのシンプルなポスターとか、としまえんのプールのポスター(消防士が水まき散らしているやつ)も好きだったなぁ。オチていた気分がかなり高揚した。小説、音楽、アート、世の中には色々な表現があるけれど、私が一番嫉妬するのはやっぱり広告だ(ま、広告は純粋な表現ではありませんが)。「こういう仕事、やりてぇ~っ!」「余計なことうだうだ考えずに仕事しよっ!」と思った。にゃんまげをリアルタイムで知らないカズも、そのCMに夢中になって喜んで真似していた。あまりに声がでかいので注意したほど。
残暑厳しい。途中、自販機で水を買って飲む。私の元気の源、ソニプラ(いまはPLAZAなのね)が、恵比寿アトレ店は改装工事中なので、ソニービルにわざわざ寄ったら、そこも改装中だった。がっくし。
帰宅。夕食を尋ねようと二階に様子を見に行ったらダーはまだ寝ていた。
夕食を作るのも、遠くまで行くのも面倒なので、カズを連れて近所のカルミネさんのピザ屋「MILLE NOVECENTO」へ。テイクアウトだと30%引き。本格派なのに大手チェーンのデリバリよりかなりお得。サンクスで白ワイン買って帰る。カズは食べながら「ピザーラのほうが良かったなぁ」と何度も言っていた。チビの好きなマヨ味・ツナマイルド等ではなく、今日はアンチョビ、バジル、ケッパー、オリーブのオトナの味だからね。「パパもそうだからさ、起きていたら、ピザーラにしようと思ってたんだけど。文句あるならパパに言いな」と言っておく。
夜、やっと懸案事項が思い過ごしだったことが判明し、心底安堵する。いろいろ、らしくなく我慢してるから駄目なんだよねぇ。もっと素直に、言いたいこと言っておくべきことを適宜、伝えていかないと。しかしなんで、あたしはあの人のことが、こんなに気になるんだろう。ナンパの常套句だけど、「昔、会ったことあるよね?」って感じ。しかも、その関係は恋人とか家族とかではなく。イメージすると浮かんでくるのは、太古、同じ枝にとまってさえずってた鳥同士みたいなそんな感覚なんだけど。絶えずぺちゃぺちゃ喋ってたような。
そうそう、昨夜、眠れずにmixiを徘徊していたとき偶然見つけて、某HPの診断をやってみた。私は2038年、72歳で死ぬらしい。2013年にメキシコへ行き、そこで運命的な出会いがあるんだって。まぁ、こんなのいくつか要素があって、それがランダムに表示されるだけだとは思うが、面白かった。あと、30年かぁ、それまでに何が起こるのか想像すらつかない。だっていま40歳にして、初めて味わう感情に出会って戸惑ったりしているのだから。
「ギンザ・グラフィック・ギャラリー 企画展<佐野研二郎 ギンザ・クローネ>」