コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

20140701

朝、保育園へ行く支度をしているあっくんの顔が浮かない。「みずあそびやだ…」。今日から始まる水遊びで冷たい水が体にかかるのが嫌なのだそう。わかるわかる~! 私も温熱受けてる時(自分でやる時も)、熱くされるより、その後、キンキンに氷で冷やした金属の器具で触られるほうが嫌だもの。敏感ちゃんは色々と大変だ。

PM2.5が多い霞の日。マスクをし、自転車で出かける。毎月恒例、愛宕&音次郎詣で。地蔵さんの前で頭を下げている時、「もし全能の神(宇宙)というものが本当に存在するなら、今ここで証拠を見せてください」と心の中で語りかけたその瞬間、水子地蔵に添えられていたゼリーが落ちた。最近、カズと別々に見た白いものといい(2人で「座敷わらしじゃね?」と意見が一致した)、最近こういうことが本当に多い。

いきなり景気が悪くなった10年前位から、いつしか「金が無い」が口癖になり、ビンボー思考癖がすっかり板についてしまったが、よく考えたら今の私は全然大金ナシではないのだった。なのに、ずっと手元にあるお金が減ることだけを恐れていた。つまり、今のままの思考では何百万、何千万持っていても不安だということだ。もう、そういう馬鹿げた考え方はやめる! ケチケチ振る舞うのもやめようと、マリナタウンで、子どものモノ中心に買い物。錆びだらけなのに使い続けていたカズの傘とか、1足しかないカズの靴とか、哀しすぎた。本当にごめん! 

帰りに、知る人ぞ知るという場所にある岩窟弁財天にも寄って参拝した。

13時、帰宅して一人正しい晩御飯。食後、温熱を丁寧にやり、15時、テレビ体操をして布団へ。でも、眠れなかった。

そのうちカズ帰宅。今日は友だちと約束をしていないらしく宿題をやっているので、「あっくんのお迎え一緒に行って、そのまま公園で遊ぶ?」と聞くと「うん!」と嬉しそうに答えた。

保育園を出る時、カズが「あっくん一緒に遊ぼう~!」と言ったら、あっくんは即座に「やだ」と首を振った。瞬間、「なんでっ!?」とキレ、顔を真っ赤にして弟の腕を強くつかんでゆさぶるカズ。「ちょっと!」と私がたしなめると、保育園の駐車ポールを蹴り、歩きながら道路をバンバン踏みつけている。あーあ…

公園で、あっくんはいつものように気ままにあちこちを移動して一人で遊び、遊び相手のいないカズは暇そうだ。私の隣に座ってきたので話をする。実は保育園へ迎えに行く途中、今日、例の男の子が振り回していた鍵がカズの頭に当たり、しゃがみこむほど痛かったと聞かされたのだ。

「席が変わってからは、つねられたりはしてないと?」と聞くと、以前の席と今の席と、席替えの仕組みを絵に描いて説明してくれた。あっくんと対照的に、この人はつくづくビジュアルの人だ。そして私は昨日の先生の話をした。

「人が嫌だと思うことをしたら、それはいじめなんだって。だから悪いのは向こうよ。カズじゃない。でも、向こうのママが絶対それを認めない感じじゃない? だから、ママはなんとかしてあげたいって思っちゃうけど、パパは、カズが自分でやめさせないと意味がないって言ってるの。もしかして、カズが遊び相手がいない時に野球で遊んでくれていたかもしれないし、Hくんと仲良くなったのも、その子がいたからかもしれないしって…。そういう考え方もある。わかる?」。うなずくカズ。

「そうそう、ママもね、実はいじめだとは思っていないのね。あの子はカズのことが好きで、一緒に遊びたいのよ。でも自分と遊んでくれないから怒っていて、それで手が出ちゃうんだと思う」。ここでハッ!と気づく私。

「さっきのさ~、カズと同じよ。あっくんが自分と遊んでくれないからって、あっくんやモノに当たったろ? 本当は一緒に遊びたかったのに、うまく言葉で言えんから、乱暴した。なんであっくんがお兄ちゃんと遊びたくないか、わかる? あっくんは好きに遊びたいのに、あんたが色々命令するからでしょう。あんたがあの子と遊びたくないのもおんなじでしょう? 全部あんたと一緒やん」。話しながら私はちょっとだけ泣いた。カズはグッと堪えて、でも激しく納得しているのがわかった。

昼間、安心パンの「麦の木」でおいしそうなバンズを手に入れたので、晩ご飯は先日の残りのハンバーグを使っておうちハンバーガー。レタスやチーズ、トマト、玉ねぎを切って並べ、調味料も全部自分で塗り、好きに食べさせる。最近、「幸福のマクドナルド、不幸な玄米菜食」という記事(玄米菜食を推進している方が、“しかしそれが絶対ではない。大切なのは、誰と、どんなふうに食べるか”である、と言っているという話)を読み、近年の我が家の食卓を大いに反省したのだ。

自分が子どもの頃、母によく「体にいいから食べなさい」って言われるのが大嫌いで、果物とか皮を剥いてもらっても絶対食べなかったのに、震災後・病気発覚後の私は、放射能や添加物を気にするあまり、ほぼ同じようなことを家族に強いていた。今のままじゃ、きっと、子どもは食事が楽しくなくなってしまう。今後は、あらゆる食材を無駄なくありがたくいただくことを基本に、食事に楽しみの要素を入れていこうと決めたのだ。

今日、確信した。もし、私がいま死んだら一番後悔するのは間違いなく、「子どもたちにもっと優しくすればよかった」ということ。夜も布団の中で子どもたちと話す。ママは病気だということもあったけど、あんたたちを怒りすぎた。「今まで本当にごめんね…」と謝り、今後はママも元気だしてアゲてくから、みんなもイライラしてたママの真似だけは絶対しないでね…と話した。「わかった」と言った直後、カズはすぐ、ふざけてゴロゴロしてばかりのあっくんに「眠れない!」とキレていた。そして、しんみりムードに同調してしまったあっくんは、「おれ本当は保育園きらい。でもがまんしていってる」と涙声で愚痴っていた。「えらいね」と言いながら、私まで哀しくなってしまった。