朝イチで来福して不動産屋と落ち合っているダーの返事をそわそわしながら待つ。
無事すべて終了との連絡入り、倒れ込みそうになる。物件と出会ってからのこれまでの心労が一気に押し寄せてきた。ま、全部要らぬ心配事なんだけどね。
お昼を食べて、少し休んだ後、ダーにもらった鍵を持って、一人で物件を見に行く。玄関に塩をまいて、アラーにひれ伏すイスラム教徒のように床におでこをつけて感謝し、「よろしくお願いします」と言う。たぶん、私にとって、終の棲家となる部屋。いや~、トシをとって子どもたちもみんな独立するまでもし生きていたら、ここを貸して、海沿いの畑付きの古民家に住みたい。ババアになってエレベーターなしの5階まで行き来するのは大変だもの。いや、景色の良さに未練があって、今度は越せなくなるかもしれないが…
などとウキウキしていたのはつかの間で、細部までチェックするうち、あまりの傷み具合に、今度は途方に暮れてしまう。まったく心労の絶えない人だ。なんでも気に病む。だから病気になるのだ。
あっくんお迎え。くら寿司は金曜日ね~と言っておいたのに、「パパ寝てるから今日はなしよ」と言った途端、「あさから楽しみにしてたのに!」とポロポロ涙を流す。私もよく泣くから人のこと言えないけど、まったく泣く子には勝てない。結局、家に帰ったらパパが起きていたので、みんなで出かけた。
ビールと日本酒で少々酔ったので、その勢いで天袋を全部片付けた。経理関係も東京時代のものはすべて破棄した。
あっくんのために一緒に寝ようと思ったのに、あっくんが「パパとねたい~」と言うので、「ふん、なら勝手にしな」と言って、カズが「おかあさ~ん!」と言うのを無視して、一人別室で眠った。パパは仕事中のため、あっくんの願い叶わず、私の様子を伺いに来た気配がしたが、構わず布団をかぶって眠ったふりをした。