コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

2008/01/06(日)


今日も朝から夕方までみっちり講習。昨日に引き続いて2日連続だと言うと、みなに驚かれる。とにかくもう私は、こういう、よく知らない人たちとのどーでもよい会話が苦手で、昼食や休憩中が憂鬱なのだが、なんでだろ今日は、初対面にかかわらずボケもツッコミも遠慮なくといった感じで、久しぶりに文句なく「楽しかった」。カネに余裕のあるときなら、せっせと通ってさっさと技術を習得してしまいたいものだが、仕事の都合でこの先は、行けたとしても1月末。忘れちゃうんだろうな、きっと。この空白が残念だ。

18時過ぎにダーに「夕飯は?」と呑気に電話すると、「オレ、仕事しなきゃならないから早く帰ってきて」と言われ、悪いことをしたと思う。

帰ったら、カズはコタツで煙草をくゆらせるダーの隣で眠っていた。あー、こんな時間に昼寝なんて! 「カズ、起きて! ちびまるこちゃん終わっちゃうよ!」と声をかけているうちにダーはいなくなってしまった。まずい、起きてパパがいなかったら号泣必至。でも、このまま眠られるのも、もっと困る・・・。しつこく声をかけていても起きないので、「もう知らないよ」とひとりで階下へ降りようとしたら、あとから付いてきた。達磨のような大きな目で私を睨みながら涙をぼろぼろこぼす。何を語りかけても、ひとことも話さない。

そのうち、ドンドン!と床を踏みつけ始めた。怒ってるのだ。「あんた! そんなことしても、おくちでちゃんと言わなきゃ、ママわかんないよ!」「…」「どしたの?」「…」「なにおこってんの!」「…」

今度は私がキレた。セーターを脱ぎながら、「もうやだッ!」と言って、本気で思い切り足で床を踏み鳴らした(つまり、カズは無意識に私のキレたときの様子を真似ていたわけ)。直後、カズが「パパがいなぐなっでざびじい~!」と大声で何度も叫び始めた。「そうだったの、わかったよ。ママも同じ気持ちだよ」と言って抱きしめる。カズは、よりいっそう泣いた。しばし泣いた後、「サザエさん見る?」と聞くと、こくんとうなずいてTVに向かった。

夕食の準備をしていると、番組が終わる頃にはもう笑っていた。「すげー…切替はやっ…強いな、カズは…ダーとおんなじできっと自分の機嫌をとるのがうまい子になるぞ…」と思った瞬間、私はダーのことを普段、「キミは自分が強いから人の痛みなんかわからない」とよく言うが、ダーはこれまでさまざまなつらいことを乗り越え、その分だけ、強くなったのかと初めて気付いた。カズじゃなく、ダーの哀しみを想って、皿を洗いながら泣いた。

私は本当にこれまで幸運で、いろんな人に甘やかされて育ってきて、人の痛みをわからないのはきっと自分のほうなんだと想った。ダーとのもろもろのこれまでのことも、やっぱり私のせいだったのか。私さえ、ちゃんとすればこんなふうにはならなかったのに…と思う一方で、「いや! これまで以上に幸せになるために今があるんだ」とも思った。支離滅裂。

カズとふたりの夕食。途中、カズがおしりがかゆいと言うので見てあげる。ちょっと触ったら治ったというので、「ちょっと齧ったから」と言うと、「うそ!?」と真顔で驚く。「うっそー!」と言うと、「ママ、うそつくと、お鼻が伸びてピノキオになっちゃうよ」と安心した表情を見せつつも、口を尖らせる。そこで玄関のガクが鳴いた。様子を見に行く。

戻るときに、「そうだ!」と思い、手に持っていた箸を鼻に付けて、「どうしよう! ママ、お鼻が伸びちゃった!」というと案の定、ゲラゲラ(絶対ウケると思った!)。その様子を撮影しようと、ケータイを手に取り、一度洗面所に行って、今度はケータイを鼻に付けて同じことをやったら、さらに倍ウケて、自分の椅子から転がり落ちて自分で立っていられず、私の椅子にもたれかかって顔を真っ赤にして笑っていた。

入浴、カズ就寝。

その後、明日の仕事始めを前に、独立挨拶を兼ねたメールを方々に送信。0時半近くまでかかってしまい、その後、布団の中でケータイを操って宿情報を調べながら、次回のロケのあたりを付け始める。約1時間。

まったく、自分のどこにそんなパワーが隠れていたのかという日。疲れていたはずなのに、その後も、なかなか寝付けなかった。