コトノハマニア

言葉を紡いで生きていく

養育費の代わりに築40年の団地をゲット!さてどう手を入れていくか

みなさん、はじめまして!ご来訪いただき、ありがとうございます!

これから、主に女手一人で築40年の団地をセルフリフォームした記録を書いていきます。第1回は「購入」編です。

 

目次:

 

私が団地を手に入れた理由

なぜシングルなのにフルリフォーム可の自己所有物件に住んでいるんだろうという素朴な疑問を持たれる方もいるかと思うので、最初に経緯を記しておきますね。

縁もゆかりもない土地に母子移住して1年。当時2歳と7歳の息子をひとりで育てながら仕事に忙殺されるストレスフルな日々を送るうち、気づけば乳がんに。毎日テンパってイライラはしてましたが、病気とわかる前は別に体調は悪くなかったのです。

が、術後の抗がん剤の副作用により手足の指がしびれ、思うように身体が動かなくなってしまいました。再発が怖いから無理もできないため、当然、収入も激減。

東京に比べれば安いと思って借りた3LDKの6万7千円の家賃がもったいないと、もう少し安くてコンパクトな物件への引っ越しを考えていたところ、同じくらいの広さの物件が780万円で売り出されているのを発見!しかも、敷地にゆとりがあり広々としていて、すぐ近所に住みながら私がずっと住みたいと思っていた分譲団地でした。

当時、家賃だけは東京にいる元夫が払っていてくれていたので、相談すると、これからずっと家賃を払い続けるよりいいと、彼が即購入を決めました。

もちろん所有者は元夫でしたが、離婚時に諸条件で揉めにもめ^^;、途中、弁護士のアドバイスを受けたりしながら、結局、養育費代わりとして私に権利移譲して、今に至っています。

このまま住むのはさすがにきつい・・・

築年数は経っているものの、団地全体が余裕のある造りのため、棟と棟の間が広くとられており、窓からの視線が気にならない。日当たりは最高!しかもベランダから山が見える・・・!建った当時はさぞ「憧れの分譲住宅」だったろうなぁと容易に想像できる贅沢な造りの団地です。

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何より昭和のレトロ感がたまらない!

売買だけでなく、分譲賃貸という形で貸し出されてもいたので、当然、同じ団地の他の物件もチェックしていました。売り出し価格にはかなり差があり、1500万円ほどの値がついていた部屋もあったので、780万円という価格は随分お買い得に思えたのですが、中は浴室以外ほぼ建てられた当時のまま手を入れられておらず、ボロボロ・・・。

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でも、そんなの関係ない。「自分たちでリフォームすればいいじゃん!」というのが元夫と私の共通の考え。

元夫はグラフィックデザイナーで私はライター、ものづくりは嫌いなほうじゃありません。購入当初は、二人ともすごくワクワクしていました。私は不器用ですが、細部までこだわりがあり、何でも自分でやりたいタイプ。まさかその時は、その後まもなく離婚となり、本当に自分で全部やらなきゃいけなくなるとは夢にも思いませんでしたが^^;

とにかく、安く売られている物件を人が住める状態に持っていくまでには、きれいにリフォームされた物件と同じくらいまで費用と手間がかかるとは、まだその時は気づいていませんでした・・・合掌。

 

その他の部分はどうなっていたかというと。

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玄関。人がよく通る場所だけ、クッションフロアが剥がれています。

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トイレの壁はカビだらけ。レバーは一度引いたら自分で元の位置に戻さないと水が流れっぱなしです。一番上の便座カバーだけをIKEAなどおしゃれなものに取り替えようかとも考えましたが、金具が錆びていて、外すことができませんでした。

次回から、こんな感じの家に、主に女手一人で、どうやって手を入れていったかをお話しします。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!