4月と6月。会社を辞めてからサシ飲み2回。どれだけ話しても話題が尽きない。
好きな音楽も文章も、まだそこまで話せてないけど、きっと映画とかアートの趣味も同じ。LINEで送られてくるスタンプもいつもぐっと来るものばかり。
そもそも彼に興味を持ったのは、LINEのアイコンが可愛かったから。調べたらPETROLSというバンドのジャケで、そのバンドがまた最高に格好良くて!!!
とにかく話をよく聞いてくれる。そしてよく笑う。私は彼のひどいところを遠慮なく指摘する。すると嬉しがって感心してくれる。自分の無二の親友と同じくらいの存在だと言ってくれる。
私も最近は何かあると彼に話したくなる。川沿いで一人ひなたぼっこしながら、LINEでおしゃべりして、僕も先日同じようなことしてました~と川面の写真を送り合ったりする。
すごい仲良し。
48歳、結婚歴なし彼女なし定職なし。同世代のライター仲間に話したら、「そんなに仲良いなら、家族になったらいいですよ。家族だったら恋人みたいに別れなくて済みますから。でもその場合は、定職に就いてもらいましょう」と言われた笑
実際、他の人を家に入れるなんて、心的ガードが高く見栄っ張りな私は、仲のいいママ友でさえ正直ものすごく気を遣うのだけれど、彼には気軽に「うちにご飯食べに来ればいいのに」って言える。そして向こうも深い意味なく、「今度はお子さんたちも一緒にご飯食べましょうよ」と言ってくる。私もそうできたらいいな、と思う。
最初に飲んだ日のあとしばらくは、彼といた時間が楽しすぎて、その他のことがすべてつまらなく思えてしまい、それに気づいて、「もしかしてこれって初恋以来?」と焦ったりした。
でも二度目に飲んだあとは、これ以上深入りしないほうがいいかもなぁ、やっぱりかなりやばい人かも(これは本人にも言っている)と思った。男性女性関係なく、深く付き合った人みんなが彼のことを独占したがるんだって。とにかく優しいし、何でも受け入れてくれるんだもん、当たり前だよね。出会ってすぐ、「Nさんって無駄にモテるよね?」と言ったらめっちゃウケてたけど。
特に女性なら、勘違いしてしまう人も多いだろう。彼女ができると、甘やかすだけ甘やかしといて、相手がわがままになったら今度は自分が嫌になってポイッとしてしまうらしい。本当にひどい。
なんでそんな人と仲良くなるのやら。それはやはり私が嫌なやつだからなのかもしれない。
今まで私は基本的に、ものすごく人を好きになって、そのターゲットをオトす、というパターンの恋愛しかしてこなかったけど、だから、好きすぎるから、相手に気を遣って嫌われないように、とそのことばかり考えて疲れてしまっていた。おしゃれじゃないしお金ないし全然格好よくないけど、もしかしたらこんな風に穏やかに気を遣わずに過ごせる人をみんなは一生のパートナーに選んだりするのかもしれない。それも幸せなのかも、と一瞬思ったりもした。
でも、でも。何度考えても私にとって彼は「男」ではないの。多分向こうもそう。こないだ飲んだ後輩(めっちゃ美人♀)は「自分のメスを解放してくれる男」という表現をしていてすごいなぁと思ったけど笑 そんな気配は一切ない。
ま、いっか。54歳にして初めて、気のおけない異性の茶飲み友だちができたと思えば。少なくともこれまでにない経験によって、人生はより豊かになるわけだし。
でもさ、二人で飲んだ次の日にこういう歌のリンクだけをLINEで送ってくるって、もう・・・。やっぱりひどいと思う。「友だちに教えてもらったので旬をそのまま送りました」とか後からメッセージ送ってきたけど、詞を聴くうちにこちとら危うく勘違いしそうになったし。
私じゃなく相手がうぶな女の子だったら?ひどい、ひどい、本当にひどい。でも、歌は本当に、最高に良かった。七尾旅人さんのオリジナルもダウンロードしてしまったほど好きな歌だ。ずっと忘れていた恋をしたくなる。