例の本によると、今日と明日、私は思いもよらない贈り物を受け取ることになっている。
朝、子どもたちの朝食とお弁当で炊飯器が空になったので、自分の昼食用に玄米を炊こうと袋から計量カップで取り出して米をとごうとしたら、水の中に、わらわらと黒いものがうごめいている!
コクゾウムシだ!!!ぎゃーっ!!!
実は私は初めて見る虫。さすが無農薬米だと感心しつつ、ネットで駆除法を調べる。新聞紙に広げて天日干しすれば逃げていくとのこと。珍しく晴れ間が出ていたので、ベランダに干して、逃げる虫を一つひとつ潰していく。途中からあっくんも手伝ってくれた。
しかし、このコクゾウムシがプレゼントなのかしらー。と思ったら、なんだか笑えてきてしまった。そりゃあんまりでしょう…。いや、やっぱり梅雨時の太陽のありがたさかなと思ったり。
水がないので、昨日行ったばかりの石釜へ水を汲みに行った。帰って、企画書作成及び色校正を再度念入りにチェック。やっぱり指示漏れがあった。危ないあぶない。大ミスしてから、責了が怖い。
夕方、あっくんを迎えに行く途中、親友Hくんとつるんで歩いているカズを見かけた。残念ながら家では見せることのない、ふざけた感じで本当に楽しそう! 実にいい笑顔だ。二人を見ていていつも思うが、まるで夫婦か恋人みたいだ。
夜、カズとテレビゲームをしながら、あっくんが、「カラスはいいなぁ~おこられなくて…」とつぶやいていた。「ママ、カラスにおこると?」とも。その後、「あっくんは、誰に怒られるの?」と聞いたら、「ともだち…」とか答えを濁していたが、私のことを言っているのは間違いないだろう。
ひと通りあっくんと遊んだ後、カズがマリオカートのネット対戦をやりたがったので、健康上の理由からWi-Fiは家で使わないことにしたと宣言したら、「今日一日楽しみにしていたのに…」と泣いてしまった。いつまでもしくしく泣いているので、「ったく、なんなのよ、ゲームくらいで…。フン! いい加減にしろ!」と仕事の資料等を処分しながら、ついブツブツ文句を言ってしまった。そう、気づけばずっとずっと忙しくて、とっくに終わった仕事なのに捨てるべきものすら、捨てられていなかったのだ。
カズの哀しみ方と、あまりの言い方に反省して、「ごめんね。有線でインターネットにつなげられるようにやってみるから。だから、ちょっとのあいだ、我慢して」とカズに言ったら、「こっちこそ、ごめんなさーい…!」と言って、わんわん泣いた。本当に素直でいい子だ。
贈り物ってさ、実はいつも身の回りにあるけれど、気づいてないだけじゃないのかな。それを贈り物だと気付き、感謝できるかどうか、その違いが大きいのでは、と布団の中で今日一日を思い返しながら考えた。