実はまたTシャツが気に入らないとか言ってぐずり始めていたのだが、ダーがじゃんけんをして、あっくんのテンションを上げ、機嫌よくしてくれたから助かった。
あっくんのぐずりに困ったら、「北風と太陽」を思い出すこと。強く吹いてこちらの思い通りにしようとしても頑なになるだけ。ぽかぽかとただあっためる太陽を見習って、気の済むまで抱きしめてあげよう。
ダーに送ってもらい、病院。全然行きたくないのに、彼の仕事の都合で10時過ぎに到着。
今回、いつもよりさらに憂鬱なのは、どうしても同部屋になりたくない人がいるからだ。でも、こういう逃れようとする気持ちがかえって引き寄せてしまうのも知っている。受付で順番を待ちながら、ぐっと気持ちを引き上げる。負けるもんか。他人になんか自分の感情を左右されないぞ。
案内されたのは、いつもとまったく違う位置の部屋で新鮮。しかも今日は一人という!ラッキー!と思ったら、あとで向かいにもうひと方入られた。が、適度に話せる常識的な方でひと安心。つか、前回がやっぱり異常だったんだとわかる。
1446は、看護師さんと話していて、黙祷を捧げられなかった。
血液検査の結果、カリウムの値が少し低いが問題ナッシングで予定通り、明日投与できることに。
夕方、構内散歩。寒緋桜がきれいに咲いていた。この私が、桜を見て命のはかなさに想いを馳せるようになるとはね!

向かいのベッドの方は抗がん剤初回。不安な気持ちがわかるだけにウィッグその他のことを明るくアドバイスしたら、あとで励まされて元気が出たと言ってくれた。私も先輩方からたくさん元気をもらった。じゅんぐりだ。
夜、震災関連の番組見る。被災地、特に原発に近い場所にとどまり、頑張っている方たちの姿を繰り返し見るうちに、東京なんかから越した自分が、人でなしのように感じられてきた。つまり、世間の見る目はそうだということだろう。
後ろめたさはずっとある。避難という言葉すら使うのは申し訳ないと思っている。だから何かできないか、自分にできることは何か、今も探し続けている。