退院した夜、こっちに越してからずっと気になってた店に行ってきた。
姪浜の「門際飯荘」。これまで行かなかったのは、ちょっと狭そうかつ雰囲気のよさそうな店なので、子連れではどうなのかなと躊躇していたから。でも、ダーが餃子が食べたいというのに、荒江の鉄なべは月曜定休でいつも行けないし、HPで改めて調べたら、食材に対するこだわりが感じられたからだ。
確かに、こっちに来た1年半前だったら、糸島産の野菜云々、「またいちの塩」使用とか言われても、ピンと来なかっただろう。
19時半にテーブルに予約が入っているというので、それまで約1時間ほどの食事。
まずはHPでオススメされていた「持田農園のトマトサラダ」。甘みの凝縮したトマト自体が美味しいのはもちろんのこと、感動したのが、ドレッシング! 赤いジャリジャリのものが葉野菜にかかっていたので、てっきり明太子だと思っていたら、トマトを凍らせて塩味を付けたものだった。私はこういう、こちらの予想を裏切るハツモノに弱い。トマト好きのあっくんによって、あっという間にたいらげられた。
続いて、「棒々鶏サラダ」。タレがダーが好きなごまのこってり味ではなかったが、鶏がめっちゃやわらかくておいしかった。紫の野菜はたぶんビーツ(食べた感じではビーツだと思ったけれど、もしかして糸島の一部でしか栽培されていない芥屋かぶかな?と思って帰宅後に調べたら、芥屋かぶは外は赤紫色だが、中は白い。糸島ではビーツが栽培されているようだし、やはりビーツで正解だと思う)。
肝心の「焼き餃子」。豚を3人前と鶏を1人前頼み、店員さんが「カイワレの載っているのが鶏です。タレは…」と丁寧に説明してくれたのだが、まったく頭に入らない。抗がん剤をやってからホント頭がくるくるパーだ。餃子一列が一人前を指すことすら、ダーに言われないと理解できなくて、頭の中が「?」で一杯だった(でも、「ま、いっか」と思ってしまう)。その後も逐一、「これが鶏でタレはこっち」と、カズに教えてもらう。
タレに感激して、正直私は餃子はピンと来なかったが、ダーとカズは「豚がうまい」と連発していた。あっくんは餃子大好きなのに、この頃が眠さのピークで私の膝を枕にしてゴロゴロ。半分眠っていた。
引き続きの「黄金炒飯」はカズの一番のお気に入りとなった。炒飯でしょっぱすぎず、化調っぽくない味付けで美味しいところってなかなかない。しかもパラパラだし。おいしかったなぁ~
最後は「豚バラ担々麺」。辛いので…と水が用意されたが、ダーとカズと私で一気にたいらげた。もう、豚がうますぎる! そして本格的な中華スパイスを惜しげもなく使った遠慮のない辛さ! あとで絶対お腹がいたくなるな~と思いながら、箸が止まらなかった。
で、私が一番感動したのは、実は生ビールのあとに頼んだ赤ワインなのであった。390円なのに、きちんとしたワイングラスにて供され、しかも、絶対この価格では出せないだろうという味わいだった。これだけで、酒に対するリスペクトが感じられる。
実はワインを頼んだ時、店主が「お!飲みますね!」みたいな顔でちらっとこちらを見たのに私は気づいていた。
で、会計時に彼に、すごくおいしかった旨を伝えたら、食材には拘っているということと、今日は「親父の日」ですけど、水曜日は隣のお好み焼き屋で「レディースデー」をやっていて同じく生ビール半額ですからぜひ…!と教えてくれた。嬉しかったな~
もちろん、家で作るおうちご飯もいいけれど、出会いと感動! 外食の醍醐味はこれに尽きる。
ちなみに隣接する系列店は「あこめの浜」と言います。こちらもおいししょ~。私は肉の中で豚が一番好きなんで、豚が美味しい店はそれだけで行く価値あり。